中世マルチプレイアクション『Chivalry 2』PC向けに発表。ビジュアルを大幅強化し、Epic Gamesストアにて2020年発売へ
デベロッパーのTorn Banner Studiosは6月11日、『Chivalry 2』をPC向けに発表した。Tripwire Interactiveが販売元を務め、Epic Gamesストアにて2020年に発売する。Steamを含むそのほかのストアについては、1年後のリリースになるとのこと。本作は、中世ヨーロッパの戦闘をモチーフにした一人称視点アクションゲーム『Chivalry: Medieval Warfare』の続編だ。
『Chivalry 2』では、複数のチーム目標を備える中世マップや攻城戦など、前作から受け継ぐ要素がある一方で、開発にはUnreal Engine 4を使用し、ビジュアルは大幅にアップグレードする。また、戦闘システムについても、すべてのスキルレベルにおいて、よりドラマティックかつ魅力的な戦いになるよう刷新しているという。
具体的な操作として、左クリックで剣を振り、ホールドすることで強攻撃に変化。そして右クリックでパリイをし、スクロールホイールでは突きや振り下ろしに割り当てられている。相手の攻撃に対してかがんでかわしたり、一歩踏み込んだり。あるいはブロックしてからの反撃やフェイント、流れるようなコンボ攻撃が可能になるとし、より自然でダイナミックな戦闘を楽しめる。そして、戦闘システムの理解を深めるに従って、プレイヤー独自のプレイスタイルを確立できるだろうとしている。
前作『Chivalry: Medieval Warfare』では、マルリック・テロウィン率いるメイソン兵団と、アガサ騎士団との対立が描かれたが、この続編でもこの物語を継続。前作から20年後を舞台にするという。最大64人のプレイヤーは、このふたつの勢力に分かれて戦う。また、マップには広大な環境が用意され、チームオブジェクティブモードでは、段階を追って展開する複数のチーム目標が配置される。こちらの詳細や、ほかのゲームモードなどについては、今後発表するとのこと。
なお、本作はアルファ/ベータテストをおこなう予定ではあるが、早期アクセス販売はしないという。また、Epic Gamesストアでの時限独占販売については、開発資金の支援が契約にあったことを明言し、『Chivalry 2』をより良い作品に仕上げることができると、そのメリットを説明している。ファンの懸念として挙げられるであろう、ストア機能がまだ不十分な点についても言及しており、これについてはEpic Gamesが改善に努めていくことを信頼しており、長期的に見れば時限独占販売の決断をファンも理解してくれるだろうとしている。