『DOOM Eternal』は11月22日発売。進化したキャンペーンと新たに“非対称”マルチプレイ「BATTLEMODE」が実装


Bethesda Softworksは本日6月10日、Bethesda E3 Showcaseにて『DOOM Eternal』を11月22日にリリースすると発表。あわせて本作のストーリートレイラーとプレイ映像、そして新しく実装されることとなるマルチプレイモード「BATTLEMODE」のティザートレイラーを公開した。開発を手がけるのはゼニマックス・メディアの子会社であるid Software。対応プラットフォームはPS4/Xbox One/Nintendo Switch/PC(Steam/Bethesda.net)/Stadiaとなる予定。

なお本作は通常版のほかにゲーム内スキンとウェポンサウンドパック、発売後追加予定のキャンペーンDLC2つにアクセス可能なパスが付属した『DOOM Eternal Deluxe Edition』および上記にくわえドゥームスレイヤー原寸大のヘルメットやオリジナルサウンドトラック、アートワークなどが付属した『DOOM Eternal Collector’s Edition』の予約を本日開始。現在日本からの予約はできないが、日本での発売に関する詳細は決定次第案内するとのことだ。

『DOOM』は火星を舞台に銃やチェーンソーといった武器を用いて悪魔たちを倒していくFPS。今回発売日が明かされた『DOOM Eternal』はシリーズ5作目に位置し、前作『DOOM(2016)』の続編となる。本作でプレイヤーは伝説の「ドゥームスレイヤー」となり、滅亡の危機に瀕する地球上でさまざまな武器を用いて悪魔を撃ち、切り刻んでいくのだ。

今回の発表で実装が明らかとなった「BATTLEMODE」は3人のプレイヤーが2つのチームに分かれて対戦する形式。ルールは5戦3本先取。1人のプレイヤーがドゥームスレイヤー、他の2人はデーモンとなって戦う、いわゆる“非対称”型のマルチプレイとなる。デーモンチームにはクラスが用意されており、独自の移動方法や攻撃、アビリティを駆使してスレイヤーを翻弄することが可能。さらにAI操作のデーモン軍団を指揮し、操ることもできるという。一方スレイヤーは武器を使わずとも素手でデーモンを倒せるほどのパワーを持つ。また、体力の少なくなったデーモンを近接攻撃で倒すと体力が回復するシステム「グローリーキル」を活用することができる。ゆえにデーモンチームはむやみにデーモン軍団を率いるとスレイヤーに回復のチャンスを与えかねない。そのため、デーモンチームは試合を有利に運ぶために上手く連携を取る必要があるようだ。ティザートレイラーには遺跡と思わしき場所やマグマ地帯が映し出されている。複数のステージが用意されるのだろうか。

なお「BATTLEMODE」は、昨年8月に開催された米国におけるLANパーティーイベントQuakeCon 2018で明らかとなった、ソロまたは複数で「スレイヤーハントパーティー」を組み、デーモンとなってシングルプレイキャンペーンに侵入するものとは別モードとして実装される。

シングルプレイキャンペーンにおける新要素としては新たなデーモンの登場、新武器の登場、進化した欠損表現が挙げられる。登場するデーモンの総数は前作から約2倍になるとされており、シリーズおなじみの敵から「Doom Hunter」や「Marauder」と呼ばれる新デーモンの登場が明らかとなっている。また、ストーリートレイラーからは“天使”のような外見をしたデーモンの存在も確認できる。

武器は過去作に登場した武器に加え、火炎放射機能をもつショルダーマウント式キャノンが登場。また、デーモンとの距離を一気に縮めることができる武器パーツ「Meathook」も用意される。ほかにも光り輝く剣「エナジーブレード」や圧倒的な破壊力を誇る「バリスタ」などの新武器も登場するようだ。戦闘には武器以外にも壁をパンチで開けたり、壁をよじ登ったりと周囲の環境を利用することもできる。

デーモンの欠損表現も進化し、本作では欠損部位によって敵の行動パターンが変わる「Destructible Demons」といったシステムが追加されている。以上の新要素から、今まで以上に敵、武器、周囲の状況を把握した戦術が求められる熾烈な戦いが味わえそうだ。