『マインクラフト:ストーリーモード』6月末をもって販売終了へ。非購入者だけでなく、購入者にも注意喚起
Mojangは5月31日、『マインクラフト:ストーリーモード』のサービスおよびサポートを終了すると発表した。終了日は現地時間の6月25日。『マインクラフト:ストーリーモード』はシーズン1およびシーズン2が配信されており、このふたつが対象となる。
『マインクラフト:ストーリーモード』は、『マインクラフト』の世界をベースとしたアドベンチャーゲーム。同作はオリジナル作品のエッセンスを保持しながらも、「ストーリーテリング」に焦点を当てている。個性的なキャラクターの邂逅や別れがカットシーンを用いて描かれる。プレイヤーの選択により物語が分岐するのもひとつの特徴。オリジナルとはまた違った、ストーリーを柱とした『マインクラフト』作品である。複数のエピソードを収録したシーズン1とシーズン2は、一定の評価を得ていた。日本でもシーズン2の日本語版がPS4向けに発売されている。
『マインクラフト:ストーリーモード』は、Telltale Gamesが開発および販売を担当していたが、同社は昨年末に事実上の閉鎖に。ビジネスも終了状態にあり、それゆえにサポートおよびサービスの停止が決まったようだ。今回の告知は、事実上の販売中止表明であるといえる。またMojangは、購入者向けにも注意喚起。両シーズンの購入者は、すべてのエピソードを前もってダウンロードしておいてほしいとしている。
権利関係の問題でタイトルが販売中止になる事例はそう珍しくはないが、本件は販売中止後に「購入者もダウンロードできなくなる」というパターンになるようだ。今後権利問題が解決される可能性はあるが、版権元であるMojangがサービス停止と強調しているという意味では、今後手に入らなくなることも考慮すべきだろう。同作が気になっていた方だけでなく、すでに購入していた方も、6月25日までにすべてのエピソードをダウンロードしておくことをおすすめする。