任天堂は5月31日、Nintendo Switch向けインディーゲームを紹介する番組「Indie World 2019.5.31」をYouTubeにて放送し、『My Friend Pedro』を国内向けに発表した。6月に配信予定。本作は、スウェーデンのインディースタジオDeadToast Entertainmentが開発し、Devolver Digitalが販売するガンアクションゲームだ。
『My Friend Pedro』は、サイドビューのアクションゲーム。主人公の男は、誰かにノックアウトされぶっ倒れていたところ、「ペドロ」と名乗るお喋りなバナナに起こされる。その場所は武器の密輸に関わる組織のアジトらしく、主人公はペドロに促され脱出を試みる。ステージはいくつもの部屋を進んでいく形で、階段で上や下の階に移動することも。敵のチンピラが多数いるため、入手する二丁拳銃で排除していくのだ。
物陰や立てた机にカバーしながら戦うのも良いが、本作の魅力はアクロバティックなアクションである。時間をスローにするフォーカスシステムにより、銃弾が飛び交うなか、空中で宙返りをしながら敵を一気に仕留めていくような華麗なアクションが可能となる。また両手に持った銃は、片方のエイムをあらかじめ任意の場所にセットできるため、左右にいる敵を同時に撃つこともできる。フォーカスの使用はゲージを消費し、ゲージは時間経過とともに徐々に回復するほか、敵を倒すと大幅に回復する。
銃撃戦ではステージ内にあるオブジェクトも利用可能。たとえば、燃料タンクを撃って爆破したり、跳弾を利用して死角から敵を撃つこともできる。床に落ちているフライパンを蹴り上げれば、同じく跳弾を発生させられる。あるいは、吹っ飛んだ敵の身体の一部を蹴りつけて攻撃するのも良いだろう。ステージによっては、スケボーに乗りながら進んだり、バイクで走りながら戦う場面もあるようだ。
どのような手段で、またアクションで敵をキルしたかによってポイントが入り、連続してキルしていくことでコンボが発生。そしてステージクリア後にスコアとして集計される。『My Friend Pedro』は、いかに華麗に敵を始末していくかを追い求めるゲームだと言えるだろう。なお、本作は6月1日・2日に京都にて開催されるインディーゲームの祭典「BitSummit 7 Spirits」に、プレイアブル出展予定となっている。