『スマブラSP』まさかのVR対応。バランス調整も含むバージョン3.1.0アップデート配信開始

画像は 【Nintendo Labo】VRゴーグルであそべる 『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』 よりキャプチャーしたもの

任天堂は5月31日、『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』(以下、スマブラSP)バージョン3.1.0アップデートを配信した。同アップデートは、28日に予告されていたもの。今回のアップデートでは、なんと同作がVRに対応された。VRについては、別途『Nintendo Labo VR KIT』などを購入することで手に入る「VRゴーグルToy-Con」にてVR体験が楽しめるようになる。『Nintendo Labo VR KIT』は、4月12日より税別7980円で発売中。またソフトとVRゴーグル、そしてバズーカToy-Conを同梱する「ちょびっと版」は、税別3980円で販売中だ。

VRモードはメニューとゲームで楽しめるほか、シングルプレイオンリーとなっている。このVRモードでは、プレイヤーは通常とは異なる視点で、戦闘を見ることができる。「いろんなあそび」から選択可能。ひとりでの対戦や、コンピューター同士の対戦の観戦がVRで体験できるというわけだ。『スマブラSP』の戦いは横スクロール形式で展開されるが、3Dで作られた世界ゆえに、あらたな発見があるかもしれない。対応ステージは50程度だという。

任天堂は既存タイトルのVR対応に精力的で、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』や『スーパーマリオオデッセイ』でも無料アップデートによりVRモードを追加している。ゲームプレイにVRを組み込んだ前者は、没入感の高さこそは評価されているものの、解像度やフレームレートの問題やVRプレイへの最適化不足などにより、酔いのリスクが指摘されていた。一方専用モードが設けられた後者はコンパクトながら、コンパクトゆえに最適化されており安定した評価を獲得している。『スマブラSP』の立ち位置は、どちらに寄ることになるのだろうか。

そのほか、バージョン3.1.0アップデートでは、専用部屋でフィギュアプレイヤーが使用可能になったり、フィギュアプレイヤーをインターネットにて送り出すことが可能になったり、ファイターにおけるバランス調整が実施されている。詳細はパッチノートを参照してほしい。