ヌルサク・ロボアクション『ハードコア メカ』PS4向けに6月27日配信へ。ロボオタク達がアニメーションにこだわる
アークシステムワークスは本日5月30日、『HARDCORE MECHA(ハードコア メカ)』を6月27日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPlayStation 4。ダウンロードタイトルとして、税込2000円で配信される予定。本日より予約受付が開始され、予約購入者は発売日の0時からゲームを遊ぶことが可能。
『ハードコア メカ』は、中国を拠点としたゲームスタジオRocketpunch Gamesが手がける横スクロール型のアクションゲーム。本作の舞台となるのは、2221年の火星。物語の中心となるのは、30年前の内戦からようやく立ち直りつつある国家だ。資源問題を解決するための火星の植民地計画は、結果的に反乱を呼んでしまっている。主人公となる傭兵のタレサー・オコーネルは、連合の試験機サンダーボルトと共に、行方不明の隊員の捜索をしていた。その中で、謎のテロ組織や陰謀と対峙していくことになる。
ストーリーモードでは、前述したサンダーボルト共に探索を進める。ビームライフル、レーザーブレード、胴体に内蔵したバルカンなど、ロボットものならではの武器が登場。自由に装備を付け加えて、立ちはだかる敵たちに立ち向かう。ストーリーモードのほかに対戦モードも用意されているようで、4人までのマルチプレイ(画面分割/オンライン)に対応するとのこと。
本作のスタッフは、無類のロボット好き。特に日本のロボアニメやゲームに傾倒しているという。特に『スーパーロボット大戦』、それも戦闘時のアニメーションを愛している。しかし同作のアニメーションは、戦闘状の演出上の一環。アニメごとを動かしたい気持ちが強く、『スパロボ』のアニメを動かすゲームがないなら、自分で作ってしまおうということで本作の開発が始まったそうだ。
本作に登場するアニメーションは、全て2Dアニメ。開発当初から「3Dのようなスムーズな動きをする2Dアニメ」を目指し開発されており、初期はモデルやレンダンリング3Dで作って2Dに書き起こす作業をしており、最終的に専用エンジンを開発し効率化された。 “必殺技”も用意されており、こちらはさらにダイナミックなカメラワークでのアニメーションが確認できる。ヌルヌルとサクサク。こだわりを持つスタッフによって、このふたつを両立するアニメーションが展開されるというのは、本作の最大の特徴だろう。
『ハードコア メカ』は、6月27日にPlayStation 4向けに配信予定。本作は、来月6月1日・2日に京都のみやこめっせで開催されるBitSummit 7 Spiritsにて展示されるそうだ。なお開発元は、PC向けにもリリースすることを予告している。