『Sea of Solitude』7月5日発売決定。孤独感により怪物化した少女が水没都市を旅するアドベンチャーゲーム


Electronic Arts(以下、EA)は5月28日、『Sea of Solitude』の発売日を発表。PC(Origin)およびPlayStation 4/Xbox One向けに、7月5日に発売される。販売価格はPC/PS4版1900円、Xbox One版1922円。サポート言語には日本語も含まれている。

『Sea of Solitude』は、孤独感に包まれ怪物へと姿を変えてしまった少女ケイが、孤独を克服し人間の姿に戻るため、水没した世界を旅する三人称視点のアクションアドベンチャーゲーム。ベルリンのゲームスタジオJo-Mei Gamesが開発を担当しており、EAのインディーゲーム支援プログラムEA Originals利用タイトルとして販売される。

※EA Play 2018で公開されたトレイラー

本作の世界では、孤独感が人を怪物へと変えていく。ケイもまた怪物となってしまった人間のひとり。だが、水没した世界には彼女のような生きものがたくさん潜んでいる。自らの孤独を克服しようと葛藤するケイは、ボートに乗って孤独な海を航海する。そして不思議な生物や怪物と出会い、彼らがなぜ怪物化したのか知り、パズルを解き、困難を乗り越えていく。怪物たちもまた、ケイのように内なる孤独を秘めている。そうした彼らと対峙する中でケイは彼らについて、そして自分自身について理解を深めていくことになる。

水没都市はケイの精神状態を反映しており、彼女自身の内的な冒険が進展すると、暗く荒れていた世界は徐々に光と輝きを取り戻していく。ケイの内的世界にあわせて水位が上下し、また新たな景観、新たな困難に直面することになる。怪物たちと協力もしくは敵対しながら、不穏な空気を漂わせる幻想的な世界を旅する『Sea of Solitude』。光と闇の苦悶の物語が紡がれる中、人間に戻るためにも「孤独」と向かい合い、人間であることの真の意味を見つけ出すのだ。

本作は開発元Jo-Mei GamesのCEO Cornelia Geppert氏にとって、もっともパーソナルなプロジェクトであると説明されている。The New York Timesによると、主人公ケイのキャラクターは、Geppert氏自身をモデルにしているという。なお光と闇が共存するビジュアルや世界観は、スタジオジブリ作品や『サイレントヒル』『ワンダと巨象』『ゼルダの伝説 風のタクト』などから影響を受けたとのこと。

誰しもが経験したことがあるであろう孤独や孤立をテーマにした『Sea of Solitude』。7月5日、PC/PlayStation 4/Xbox One向けに発売予定だ。