『ネクロバリスタ』日本語版、8月8日Steam/PLAYISMにて配信へ。死と珈琲により物語が紡がれる3Dビジュアルノベル

『ネクロバリスタ』日本語版が8月8日、Steam/PLAYISMにて配信される。『ネクロバリスタ』は、死者が最後の24時間を過ごしにやってくる一軒のコーヒーショップが舞台となる3Dビジュアルノベルだ。

弊社アクティブゲーミングメディアのパブリッシングブランドPLAYISMは5月27日、『ネクロバリスタ(Necrobarista)』の日本語版をSteam/PLAYISMにて海外版と同じ8月8日にリリースすることを発表した。販売価格は1480円(税込)。PlayStation 4/Nintendo Switch版の発売時期は未定となっている。

『ネクロバリスタ』は、Route 59が開発中の3Dビジュアルノベル。舞台となるのは「あの世」と「この世」の狭間にある「ターミナル」と称される一軒のコーヒーショップ。そこは、死者と生者が共存できる唯一の場所であり、死者が最後の24時間を過ごす場所でもある。最後のひと時を1杯のコーヒーと共に過ごそうと訪れる客たちをもてなすのは、ターミナルのバリスタでありネクロマンサーでもあるマディ。店舗経営と同時に死者の鎮魂を行うことが彼女の仕事である。そんな彼女のもとに、一人の青年がやってきたことをきっかけに、時を賭けた物語が動き出す。

「死と珈琲」の群像劇が描かれる本作は、さまざまな映画とアニメからインスパイアされたスタイリッシュなビジュアル、『極限脱出 9時間9人9の扉』から影響を受けたというゲームシステム、『メイドインアビス』『Florence』の音楽を手掛けたケビン・ペンキン氏によるサウンドなどが特徴とされている。DIYロボットや錬金術・死霊術といった題材から、開発元Route 59の拠点でもあるメルボルンの若者文化を取り入れているほか、オーストラリアの英雄ネッド・ケリーも登場するという。

ゲームプレイとしては、来店した客との会話だけでなく、ターミナル内を一人称視点で探索可能。キャラクターとの会話や店内での情報収集を通じてシナリオを進行させる。死者たちの物語は、プレイヤーの選択により分岐。3Dグラフィックによるダイナミックなカメラワークや視覚演出にも期待が高まるが、日本語ローカライズとしては、本作のスタイリッシュな雰囲気に合うような語彙・フォント選択ができているかどうかが注目どころとなるだろう。

死とコーヒーにより物語が紡がれる『ネクロバリスタ』。Steamでは体験版の配信も予定されているため、気になった方はウィッシュリストに登録しておこう。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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