暗闇鬼ごっこホラー『Dollhouse』日本語対応でSteam配信開始。追手の視界をジャックしながら逃げる

暗闇鬼ごっこホラー『Dollhouse』がSteamにて配信された。『Dollhouse』は迷路のような暗い自動生成ステージにて、追手から逃れながらキーアイテムを探していく一人称視点のノワールホラーゲームである。

ゲームパブリッシャーSOEDESCOは5月24日、一人称視点のノワール・サイコホラーゲーム『Dollhouse』を発売した。対応プラットフォームはPC(Steam)および海外PlayStation 4。Steam版は日本語に対応しており、通常価格3090円(6月1日までは10%オフの2781円)で販売されている。

本作は1950年代のフィルム・ノワールを意識したホラーゲームである。主人公は記憶を失ってしまった名探偵Marie。彼女は自ら生み出してしまった悪夢のような世界を彷徨い、記憶を取り戻すための手がかりを探しつつ、悪夢のドールハウスからの脱出を試みる。自動生成される各種ステージは暗闇に包まれており、バッテリーの限られた光源を頼りに迷路のように入り組んだ道を進んでいく。迷わないようチョークで目印をつけていくことも可能だ。Marieは謎の追手に追跡されており、捕まらないよう逃げながらキーアイテムを探し、先へ進むためのパズルを解くことになる。いざというときにダッシュで逃げられるよう、スタミナ管理も重要だ。

またMarieは追手の視界をジャックして、追手の現在地を把握する「フォーカス」という力を有している。フォーカスを発動すると一時的にキーアイテムの場所がハイライトされるため、相手の現在地と次の目的地を同時に把握。追手に見つからないためのルートを探して動くことになる。またフォーカス以外にも、追手を一時的にスタンするフラッシュなど、記憶を集めることでMarieのスキルツリーを強化し、新しいアクティブ/パッシブスキルを習得することが可能だ(計40種類以上)。ステージを攻略して難易度が上昇していく中、習得したスキルを使って不気味な魔の手から逃れるのだ。

本作にはマルチプレイモードも実装されている。各プレイヤーはステージ上にある記憶を集めながら、指定されたターゲットを見つけて倒すことになる。倒せるのは、自分にアサインされたターゲットだけであって、それ以外のプレイヤーは倒せない。自分自身も他の誰かにとってのターゲット。追われながら、追うことになる。見事ターゲットを倒せば、相手が持っていた記憶を全取りすることが可能。最初に13つの記憶を集めたプレイヤーの勝利だ。マルチプレイでは14体のプレイアブル・キャラクターから選択できるほか、スキルの組み合わせを決めてから対戦に挑むことができる。シングルプレイモードと同様にマップは自動生成されるため、毎回新鮮な体験が待っている。

なお本作のリリース後には進行不可バグを含め致命的な不具合が複数報告されており、それらについては近日中にアップデートで修正していく予定であるとアナウンスされている。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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