人類の進化を体験するサバイバルオープンワールド『Ancestors: The Humankind Odyssey』PC版が8月、コンソール版が12月発売へ。日本語対応

 

パブリッシャーTake-Two Interactiveのインディーゲーム専門レーベルPrivate Divisionは5月23日、国内向けのプレスリリースを通じて、『Ancestors: The Humankind Odyssey』のPC版を8月27日に、PlayStation 4/Xbox One版を2019年12月に発売すると発表した。本作は、『アサシン クリード』シリーズのクリエイティブディレクターを務めた経験を持つPatrice Désilets氏が設立したPanache Digital Gamesが手がけるオープンワールド・サバイバルゲームだ。ゲーム内は日本語に対応予定となっている。なお、PC版はEpic Gamesストアでの販売となり、1年間の時限独占とのこと。

『Ancestors: The Humankind Odyssey』は、人類の進化の過程を体験する作品で、ゲームプレイは進化・発見・サバイバルの3つの要素をベースにしているという。舞台となるのは、いまから1000万年前から200万年前の新第三紀と呼ばれる時代のアフリカ。プレイヤーはまだサルのような姿をした人類の祖先となり、ジャングルやサバンナなどの美しくも危険に満ちた自然環境を生きる。

ゲームプレイにおいては、同種の仲間による一族を形成し、種の存続の可能性を高めることが重要となる。多くの仲間を作り、絆を高め家族を増やして一族を成長させていくのだ。今回公開された映像では、空腹や怪我など特定の欲求を持っている同種を発見し、それを助けることで一族に引き入れる方法が紹介されている。また、ジャングルは比較的安全な環境だが、資源には限りがあるため長居すると一族は死に直面してしまうという。そのため、旅を続けなければならない。ただ、見知らぬ土地では恐怖を感じ、ドーパミンシステムと呼ばれるビジュアルとして表現される。その土地について理解を高め恐怖に打ち勝つのか、それとも安全な地に引き返すのかはプレイヤーの選択次第だ。

また、アフリカの大地を探索して生息域を拡大させていく中では、捕食者となるほかの動物や厳しい天候などの危険も待っている。それらに立ち向かうためにも、一族に多くの仲間を作り団結することが重要になる。もちろん、サバイバルゲームであるため、英気を養うために一族皆が食料や水の確保、睡眠を取ることなども求められる。

大自然での探索や学習を通じて、また生存競争を勝ち抜くことで、プレイヤーである初期のヒト科生物は身体的あるいは知的な進化を遂げていく。本作で体験する数百万年の間には、人類の進化における重要なステージがいくつも存在するが、どのような方向に進化させていくのかはプレイヤー次第だ。

同種の仲間を増やすためにどのように障害を乗り越えるのか、あるいはどの知識を次世代に受け継がせるのか。複数ある能力について、バランスよく成長させるのか、あるいは特定の能力を集中的に伸ばしていくのかといった選択が可能なのだ。そして、その選択が一族の生存能力に直接的に影響していくのだという。結果的に、プレイヤーによって異なるゲーム体験に繋がることになるだろう。