『Skyrim』をテーマにしたボードゲーム「The Elder Scrolls: Call to Arms」発売決定。ひとりからプレイ可能、おなじみの要素が盛りだくさん


卓上ゲームパブリッシャーModiphius Entertainmentは、ベセスダ・ソフトワークスが開発する「The Elder Scrolls」シリーズをモチーフにしたボードゲーム「The Elder Scrolls: Call to Arms」を今年の12月に発売するとアナウンスした。大きさ32mmスケールのフィギュアを用いて、宝探しから大陸を横断する大規模な戦闘までをボード上で体験できる。

本ボードゲームは「The Elder Scrolls」シリーズのなかから『Skyrim』にフォーカスしたものとなっており、反乱軍のウルフリック・ストームクローク、帝国軍のテュリウス将軍、従者のリディアなどの人物から、ドラウグルが徘徊するノルドの墓、ドゥーマー遺跡などのロケーションまで『Skyrim』プレイヤーにとって馴染み深い要素が多く登場する。

ゲームシステムには、同じくModiphius Entertainmentが販売する「Fallout: Wasteland Warfare
のルールが採用されており、1~6人のヒーローと3~15人の兵士で構成される「帝国軍」または「ストームクローク」を率いてさまざまなシナリオに挑めるようだ。シナリオを達成するにはマジカやスタミナの管理が重要となるため、これまでの『Skyrim』内でのプレイ経験を活かせるシーンもありそうだ。なお、プレイヤー同士での対戦・協力プレイのほかに、AIシステムによって動く敵やクリーチャーと戦えるソロプレイにも対応している。

最初のリリースとしては「帝国軍」と「ストームクローク」に焦点を当てた二人用スターターセットが販売される。また、『Skyrim』の主人公( ドラゴンボーン)に焦点を当てたシングルプレイヤーセットも販売されるようだ。さらに、リリース後には『Oblivion』や『The Elder Scrolls Online』から多くの種族やキャラクターを追加予定とのこと。ボードゲーム上でシリーズの垣根を超えた“夢の競演”が果たせるのかもしれない。

また現在、「Call To Arms」のプロモーション企画の一環として、32mmスケールのドラゴンボーンミニチュアが6月14日に販売開始。価格は14.99英ポンド。ゲームセットは付属されておらず、完全ミニチュアのみの販売となる。また、組み立ては自分で行う必要があるので注意。かなり精巧に作りこまれており、細部に至るまで再現されていることが商品画像からうかがえる。なお、1000セット限定販売となり、7月と8月の中旬にも出荷を予定しているが、年間を通して販売数量が決まっているようなので、欲しい方はお早めに。

ちなみに本ボードゲームの商品名である「Call to Arms」とは『Skyrim』内における呪文を指していると思われる。対象範囲内の敵、味方かかわらず、片手・両手・弓での攻撃力、スタミナと体力を25分間ブーストするかなり強力な呪文。この呪文が本ボードゲーム内でも活躍するのだろうか、楽しみなところである。