Valveが「Steamチャット」専用アプリをiOS/Android向けに無料配信開始。ボイスチャットは今後追加予定

 

Valveは5月22日、「Steam Chat」アプリをiOS/Android向けにリリースしたと発表した。価格は無料。iOS版は、iOS 10.0以降のiPhone/iPad/iPod touchに対応。Android版は、Android 5.0以降のデバイスをサポートする。なお、App Storeでは対応言語が英語のみと記載されているが、どちらのバージョンも設定画面の一部項目を除き日本語化されている。

「Steam Chat」は、デスクトップのSteamクライアントが持つチャットの主要な機能をモバイルで利用できるアプリだ。フレンドリストを備えており、ゲームをプレイ中であったり、オンラインであるかどうかといったフレンドのステータスを確認でき、ゲームに誘ったり、すぐにチャットを開始できる。グループを作成すればグループチャットも可能だ。また、このアプリからのフレンドの追加にも対応。招待用のカスタムリンクをテキストメッセージ、あるいはメールにて送信する形で、簡単にフレンド登録をおこなえる。

アプリを通じたメッセージやゲームへの招待は通知機能と連動。受け取る通知は、フレンドやグループチャット、あるいはチャットチャンネルごとといったようにカスタマイズできる。チャットにおいては、リンクや動画、ツイート、GIFアニメ、Giphy、Steam絵文字などのフォーマットをサポート。画像などのメディアは、設定によりインラインに埋め込まないようにしたり、WiFi接続時にのみ埋め込むようにしたりといったことも可能である。

Valveは「Steam Chat」アプリの今後について、ボイスチャット機能を含む改良に取り組んでいるとしている。また、今回のSteamチャットの専用アプリ化に伴い、従来のSteamモバイルアプリについては、アカウントセキュリティに重点を置いた大型アップグレードをおこなう予定だという。QRコードやワンタッチログイン、アプリのナビゲーションの改善など、Steamアカウントへの安全なログインを支えるSteamガードオプションが含まれるとのことだ。