『Dauntless』ついに正式リリース。モンハンライクな基本プレイ無料アクションRPGがEpic Gamesストアに登場

モンハンライクなアクションRPG『Dauntless』が基本プレイ無料で正式リリースされた。『Dauntless』はPC(Epic Gamesストア)および海外PS4/Xbox One向けに配信中だ。

Phoenix Labsは5月21日、基本プレイ無料のアクションRPG『Dauntless』を正式リリースした(日本語非対応)。Epic Gamesストアおよび海外PlayStation 4/Xbox One向けに配信されている。Phoenix Labsによるとクロスプレイおよびクロスプログレッションにも対応(該当ツイート)。なお海外向けには、将来的なNintendo Switch/モバイル版の配信についてもアナウンスされている。

『Dauntless』は最大4人の協力プレイに対応した、オンラインアクションRPGである。舞台となるのは、大規模な災害により陸地が無数の浮遊島に分裂した「Shattered Isles」。この浮遊諸島では巨獣ベヒーモスが人々の生活を脅かしている。そこでプレイヤーは、勇敢なベヒーモススレイヤーのひとりとして巨獣討伐に向かうことになる。ベヒーモスとの戦闘は長期戦が多い。スタミナを管理しつつ、相手の行動パターンと弱点を観察し、隙を狙って一撃を加えていくのだ。

まずはハブエリアとなるRamsgateにて狩りの準備をし、飛行船に乗ってベヒーモスが住まう浮遊島に出発。植物や鉱物といったクラフト素材を採取しながらターゲットを探すのだ。ベヒーモスの種類は20以上。時にはレアな戦利品を入手するために部位破壊を狙うことも。そうしてベヒーモスがドロップした戦利品をRamsgateに持ち帰り、装備品を鍛造・強化していく。『モンスターハンター』シリーズから影響を受けていることもあり、戦闘の途中でベヒーモスが狩場を移動する実質上のラウンド制含め、同シリーズのプレイヤーにとっては馴染み深い流れだろう。

Ramsgate

武器の種類は剣、槍、アックス、チェインブレイド、ハンマー、リピーターとあり、それぞれムーブセットや必殺技が異なる。武器は属性効果付きのものを作成することも可能。MODにより特殊効果を追加したり、装備品のソケットに専用アイテムを組み込むことで補正効果を追加したりと、さまざまな方法でカスタマイズできる。ベータ期間中のアップデートにより追加された新武器リピーターは、銃のバレルやグリップといったアタッチメントによって性能が変化する長距離武器であり、戦闘スタイルの幅が広がった。なお本作ではTransmogと呼ばれるシステムにより、装備品の外見を他の装備品に移すことができる。ファッション重視のプレイヤーにも遊びやすい仕組みとなっている。

2017年9月にクローズド・ベータテストが開始されてからは、ビジュアルやサウンドはもちろんのこと、ベヒーモスのAI、クエストシステム、各種UI/メニュー、武器の強化システム、チュートリアルなど、さまざまな分野にて改良が重ねられている。そのほかベヒーモスや武器種の追加、マスタリーシステムの導入、エンドゲームの充実化など、長く遊べるゲームとして着実に進化を遂げている。「モンハンライクなハンティングアクション」というフレーズに惹かれる方にとっては、試してみる価値のある作品だ。

主なマネタイズ手段としては、本作と同じEpic Gamesストアで配信されている『フォートナイト』のバトルパスと類似した「Hunt Pass」を販売している。ウィークリーチャレンジをこなしたり、ベヒーモスの特定部位を破壊したりすることでHunt Passレベルを上げ、コスメティック報酬をアンロックしていく制度だ(最大50レベル)。Hunt Passは無料報酬と有償報酬に分かれており、後者は10ドル相当のゲーム内通通貨で解除できるようになる。現在は正式リリースにあわせて開幕した忍者テーマのシーズン5「Hidden Blade」が開催中だ。

なお『Dauntless』はこれまで独自のゲームランチャーを通じて配信されてきた。ベータ版を遊んできた既存プレイヤーは、Epic Gamesストアへのアカウント移管手続きを忘れず行なっておこう。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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