『レインボーシックス シージ』新シーズン「Phantom Sight」詳細発表。新オペレーターとマップリワークなど


Ubisoftは5月20日、イタリアのミラノで行われた『レインボーシックス シージ』プロリーグファイナルにて、イヤー4シーズン2の詳細を発表した。新シーズン「Operation Phantom Sight」は新オペレーター2人の追加、マップのリワークなどが主な内容。以下に新シーズンの詳細を説明する。

フラッシュ、スモークを無効化する「Warden」

本名コリン・マッキンリー。シークレットサービスからレインボー部隊に配属された彼はメガネとスーツを着用しており、他のオペレーターとはかなり雰囲気が異なる。

Wardenは防衛側のオペレーター。スピード1、アーマー3となっている。メインウエポンはサブマシンガンMPX、ショットガンM590A1。サブウェポンはSMG-12、P-10C。ガジェットは有刺鉄線と展開シールドとなっている。固有ガジェットの「グランス」を使用してスタングレネードを無効化し、スモーク越しに敵を発見できる。スマートグラス「グランス」は彼の腕時計から起動でき、クールタイムが終わると再度使用できる。

本稿の各種ゲームプレイ画像は新シーズン詳細発表パネルセッションよりキャプチャー

「グランス」の機能の一つはフラッシュの無効化。スタングレネード、イングのカンデラ、ブリッツのシールドのフラッシュからの影響を無効にできる。フラッシュを受けて視界が消えたあと「グランス」を起動すると視界がすぐに戻る。また「グランス」使用中はこれらのフラッシュの影響を受けない。

「グランス」の二つ目の機能はスモークグレネードを透過して敵を視認できることだ。「グランス」使用中はWardenにはスモークが非常に薄く見えるようになる(立ち止まっているときに最大限の効果を発揮。移動中は透過効果が弱まる)。ただし、サッチャーのEMPグレネードで一時的に使用不可になること、IQのデバイス探知機で探知されることが弱点のようだ。

 

敵の目を欺く「Nokk」

Nokkの素性についてほとんど情報が明かされていない。ティーザーから伝わるホラー的な雰囲気が気になるオペレーターだ。

Nokkは攻撃側のオペレーターとなる。スピード2、アーマー2となっている。メインウエポンはFMG-9、SIX-12SD。サブウェポンは5.7USG、D-50。ガジェットはブリーチングチャージとクレイモアとなっている。固有ガジェット「HEL」はカメラ系のデバイスから彼女の姿を消すことができる。建物の防犯カメラやケイドにイーヴィルアイ、ヴァルキリーのブラックアイなどのデバイスが対象となる。攻撃側ではあるが、ヴィジルの能力に近いようだ。また「HEL」作動中は足音が消える。使用回数に上限はなく、ガジェットのリチャージメーターが残っていればいつでもオン・オフ切替が可能である。

Nokkが「HEL」を起動している間はカメラに映らないが、移動中や有刺鉄線などにNokkが触れるとノイズが発生し彼女の姿が見えるようになる。有刺鉄線のほか、リージョンのGUマインなどでダメージを受けると効果が切れるようだ。

 

「カフェ・ドストエフスキー」リワーク 

イヤー4ロードマップで予告されていたマップのリワークの対象は「カフェ・ドストエフスキー」。ロシアのレストランをテーマにしたマップで、防衛が不利とされる一階部分が大きく変更される。

一階は全体的に防衛側が使用できる遮蔽物が増え、建物の外から防衛側への射線が減ったようだ。ボム位置も変更され、攻撃側が入りやすいベーカリーにあったボムは削除、攻撃側が直接外からアクセスできないキッチングリルとキッチン準備室にボムが設置された。一階は部屋の構成も修正され防衛側が動きやすくなりそうだ。

二階のボム位置は展示室から読書室に移動し、暖炉ホールと読書室という構成に変更された。三階にアクセスできる屋上には落とし戸が新たに追加され、天窓は側面が覆われ一方向のみから覗くことができるようになった。

 

ランクマッチは遊びやすく、プロリーグに近いものに

ランクマッチのプレイリストの仕様が変更される。ルールは爆弾のみとなるほか、ピック&バンが正式採用。また、さまざまな統計情報の確認が簡単に行えるようになる。新オペレーターの追加およびマップのリワークは、5月21日からPC版テストサーバーで適用される。