パブリッシャーのAll in! Gamesは5月15日、『Tools Up!』をPC(Steam)および海外Nintendo Switch/PlayStation 4/Xbox One向けに発表した。本作は、ポーランドのインディースタジオThe Knights of Unityが手がける、アパートのリフォームをテーマにした4人協力プレイ対応ゲームだ。2019年第3四半期に発売する。
『Tools Up!』では、プレイヤーは高層アパートの一室のリフォームに挑む。家具を移動させたり、壁紙を剥がして色を塗り替えたり、あるいは床をタイルに模様替えしたり、壁を取り払って間取りを変えることも可能。キャンペーンモードには全部で30ステージほどが用意される予定で、それぞれのステージでは与えられたリフォーム目標を制限時間内にこなすことを目指す。ただ、すべての目標を達成できなくても、達成度に応じたポイントを獲得しクリア扱いになるとのこと。クリアしたステージはパーティーモード内でアンロックされ、いつでも再挑戦できるようになる。プレイヤーキャラクターには4タイプが用意されるが、ゲームを通じてさらにアンロックできるとのことなので、クリアポイントが関係しているのかもしれない。
本作は最大4人でのローカル協力プレイに対応しており、皆で力を合わせてリフォームに取り組めることが最大の魅力だろう。大きなソファーを一緒に運んだり、制限時間に間に合うよう手分けして作業したり。資材などのオブジェクトは投げてパスすることができ、壁の上を越えて隣の部屋に送ることも可能。さらには、ほかのプレイヤーを投げ飛ばすこともできてしまう。パーティーモードにてステージのベストタイムを目指すなら、そうして物や人の移動をショートカットすることは重要なテクニックとなりそうだ。
4人のプレイヤーの連携がうまく取れていないと、むしろ現場は混乱するもの。本作では、それもゲームプレイの一部として楽しめるような仕掛けを用意している。たとえば、作業で出た廃材を掃除しておかないと、それにつまずいてズッコケる。その時に塗料の入ったバケツを持っていたら、床がビチョビチョになりさらにヒドい状況になるだろう。また、リフォーム目標を示す設計図がアイテムとして用意されており、これを保持したプレイヤーはカメラアングルを調整可能。ただ、自分にとって都合の良いカメラ位置が、作業中のほかのプレイヤーにとっても最適とは限らない。
そうしたアクシデント的なものだけでなく、不意に投げ飛ばしたりドアをふさいだりと、イタズラすることもやろうと思えば可能だ。キャラクターはふにゃふにゃしており、コミカルな仕草がかわいい。本作はどのような世代の人でも楽しめるよう制作しているそうで、また前述したようにステージクリア自体のハードルは低い。どうにも上手くいかないドタバタを笑い飛ばしながらのゲームプレイも、本作の楽しみ方としてアリだろう。