Ubisoftは5月16日、『レインボーシックス シージ』公式サイトにてY4S2デザイナーズノートを公開した。グラズのリワークと展開シールドの仕様の変更が主な内容となっており、順次テストサーバーに実装される。
グラズは現環境ではフリップサイトを覗き込んだ時に煙の中でも黄色にハイライトされた状態で敵を視認できる。修正後はグラズが移動すると徐々に黄色のハイライトが消えるようになる。またスコープの横には黄色のハイライトの強さを示すゲージが追加される。ゲージはグラズがスコープを覗き込んだ状態で移動することで減少し、敵の視認性が低下していることを示すようだ。
グラズはスナイパーであり、もともと遠距離用のオペレーターだった。だがスコープを使用することでスモーク越しに敵を発見できるアップデートによって、近接戦においても非常に強力なオペレーターに変化した経緯がある。グラズが最前線でスモークグレネード投げて視界を遮り、黄色にハイライトされた敵を一方的に攻撃できるからだ。今回の修正はグラズの役割を遠距離用のオペレーターに戻すことを意図している。スモーク越しに理不尽に攻撃されることは少なくなりそうだ。
シールド系のガジェットにも修正が入る。展開シールドは現環境ではドアフレームのなかで展開すると、フレームに対して少し隙間がある状態で展開される。今回の修正では展開シールドはドアフレームにぴったり合うようになり、ドアフレームの下半分を完全にガードできる。
展開シールドのブラックミラーも修正される。スリット部がブラックミラーから通常の防弾ガラスに変更される。Ubisoftは攻撃側がブラックミラーの後ろに隠れているオペレーターを発見できるようにすることを意図している。
【UPDATE 2019/05/17 22:17】
展開シールドのブラックミラーではなく、ミラのマジックミラーと誤った記載となっていたため上段落を修正。
スモークのガスグレネードもリワークされる。ガスグレネードの煙がオブジェクトにたいして意図しない動作をする問題とガスの描画方法、ダメージモデルを修正する。またY4S1.3アップデートのカピタオの窒息ガスボルトと同様に、完全に展開するまでにある程度の時間が必要になるようだ。Ubisoftは他のガジェットについても窒息ガスボルトのようなリワークを検討しているようだが、こうしたリワークには時間がかかるため実装する時期は未定としている。
公式サイトは上記の他にも盾持ちのオペレーターについて何かしらの修正を検討していることや、武器のアタッチメントの変更などの修正内容を公開している。なお『レインボーシックス シージ』Y4S2「Operation Phantom Sight」の新オペレーターに関する詳細情報は、5月19日に開催されるプロリーグファイナルにて公開される予定だ。