日本一ソフトウェアは5月17日、PlayStation 4/Nintendo Switch向け『じんるいのみなさまへ』のゲームシステム紹介映像を公開した。本作は廃墟化した東京・秋葉原で女の子たちがゆる~くサバイバル生活を送る、シングルプレイ用ガールズアドベンチャーゲームである。
主人公の榛東 京椛(しんとう きょうか)を含む5人組の女の子が秋葉原観光中に、どういうわけか廃虚になってしまった街を目の当たりにするところから物語は始まる。通常サバイバルゲームは「過酷さ」がアピールされるが、本作はゆるいサバイバルを強みとしているのが特徴だ。終末世界はおでかけ日和。女の子5人組が荒廃した秋葉原を探索し物資を調達しつつ、明るい共同生活を送る。
かつては賑わいを見せた秋葉原には人はおらず、ビルは草木に巻かれている。電気ショップやゲームセンター、本屋やメイド喫茶。それらがみな日常から非日常へと姿を変えた秋葉原は、巨大なダンジョンとも言えよう。そうした廃墟を探索する中でサバイバルに役立つアイテムを見つけていくのだ。物資や道具を揃えていけば、農耕、釣り、狩りなど、食材の確保手段も増えていく。集めた食材を組み合わせてパエリアやパンケーキなどを調理することも可能だ。
上の新映像では本作におけるサバイバルの心得が紹介されており、まずは街を探索してアイテムや情報を探す重要性が語られている。木の実の採取に「60分かかるよ」と説明されていることからも、女の子たちののんびりっぷりがうかがえる。続いて道具の確保。通貨や電化製品、バールのようなもの、中華のレシピなど、役に立ちそうなものはとりあえず確保せよ。よくわからないものが意外な形で役に立つかもしれないという。またグルメを堪能するためにも食材の確保は欠かせない。ただし食べ過ぎると満腹で行動に支障が出る。火の起こし方から食べられる食材の見分け方まで、必要な知識は同人誌から仕入れることになる。「大切なことは、薄い本が教えてくれる」。
※2019年3月に公開されたプロモーションムービー
元気っ子の小松和海、みんなのお母さん的存在の小弐勇魚、ボケもツッコミもできるゲーマー菓子永里那、知的なフランス人クォーターの邑楽幽々子と、個性豊かな仲間たち。ゲーム中盤から有料DLCとして朱香スハーヤという、落語好きの天才ロシア人ハーフを加入させることが可能だ。うまく女の子同士を協力させ、適材適所でサバイバル生活を営もう。お腹が空いていたり、1日の疲れを残したままにすると、街の探索範囲や探索時間が短くなっていく。しっかりと栄養をとり、ぐっすり眠る。健康的な生活を心がけるのだ。女の子たちの共同生活を追う中では、かわいらしさやセクシーさを感じさせるイベントCGも見れる。
秋葉原にて、のほほんとしたサバイバル生活を送る『じんるいのみなさま』。対応プラットフォームはPlayStation 4/Nintendo Switch、希望小売価格は6980円(税別)となっている。開発は『AKIBA’S』シリーズを手がけてきたアクワイアが担当。発売日は当初5月20日を予定していたが、品質向上のため6月27日まで延期となっている。