『メトロ エクソダス』ストーリーDLCが2019年夏と2020年初頭に1本ずつ配信へ。片方はサムが故郷アメリカを目指す「サムの物語」
『メトロ エクソダス』のストーリーDLCの内容が発表された。2つのストーリーDLCを含むエクスパンションパスは各種対応プラットフォームにて販売中。PC版はEpic Gamesストアにて3250円、国内PlayStationストアおよびMicrosoft Store(Xbox One)では3888円となっている。なお各DLCは個別販売も予定されている。
ストーリーDLCにて主人公となるのは、おなじみアルチョムではない。2019年夏配信予定の「2人の大佐」では新キャラクター、2020年初頭配信予定の「サムの物語」ではタイトルどおりサムとしてポストアポカリプス世界を冒険することになる。サムはスパルタン・レンジャーの一員であり、オーロラ号唯一のアメリカ人としてゲーム本編で旅を共にした人物だ。
「2人の大佐」では、死の街となったノボシビルスクの地下にて、息子と大晦日を共に過ごすべく、Khlebnikov大佐が我が家を目指す。だが地下ではミュータントが狂暴化し、住民を放射能から守る「緑のもの」も残り少なくなっている。こうしたKhlebnikov大佐の最後の数日間が、別キャラクターであるMiller大佐の回想という形で描かれるという。新武器として火炎放射器が使えることや、メトロシリーズらしい閉所での戦闘が味わえることが特徴とされている。
「サムの物語」では、ゲーム本編後のサムの物語が描かれる。オーロラ号を去り故郷アメリカに帰る方法を探すのだ。ウラジオストク到着後、津波で破壊された港、廃墟となった工場、家々が倒壊した住宅地など、さまざまなロケーションでの過酷なサバイバルが待ち受ける。広大なウラジオストクで、サムがたどる道を切り開かなければならない。核戦争後の荒廃したロシアの大地を行く新たな旅だ。
『メトロ エクソダス』は、作家ドミトリー・グルホフスキーの小説「Metro」三部作を原作とした、ポスト・アポカリプスFPSのシリーズ最新作。核戦争後のロシア・モスクワにて地下鉄内(メトロ)での暮らしを続けていた主人公アルチョムたちが、メトロを飛び出し、蒸気機関車オーロラ号に乗り、安住の地を求めてロシア各地を巡る旅に出る。一本道ではなく好きな順番で探索できる準オープンワールド形式の採用や、武器・アイテムのクラフトとカスタマイズなど、過去作よりも自由度を高めた作品となっている。
3月には大型アップデートによりニューゲーム+や開発者コメンタリーが追加されている。ニューゲーム+は、本編クリア後にアンロックされるコンテンツであり、入手済みの武器・アタッチメントを所有した状態で、キャンペーンを最初からプレイし直すことができる。またプレイヤーの好みにあわせてAIの強さや昼夜サイクルの長さなどの設定を調整することも可能だ。
『メトロ エクソダス』はEpic Gamesストアにてセール中。スタンダード・エディションは38%オフの4849円(通常価格7799円)、ゴールド・エディションは9%オフの10050円(通常価格11050円)で販売されている。なおゴールド・エディションはHumble Bundleにて74.99ドル(約8250円)で販売されており、Epic Gamesストアから購入するよりも安い。