Valveは本日5月16日、アプリSteam LinkをiOS(iPhone、iPad、Apple TV)向けに配信開始した(ダウンロードはこちらから)。アプリSteam リンクは昨年5月にAndroid向けにリリースされており、ユーザーは5GHz無線や、有線を介してAndroid(スマートフォン、タブレット、TV)からSteamライブラリに接続できるようになっていた。iOS版については、Android版から一年遅れての配信となる。
アプリを起動すると、Bluetoothを介してiOSデバイスが近くのSteamを起動するPCを検索。自分のPCを指定し特定のコードをPC側に打ち込めば、ビッグピクチャーモードが起動され、ストリーミングでゲームをプレイできる。バーチャルパッドを用いたコントローラ形式に、タップなどを用いたマウス形式。それらのふたつを組み合わせることも可能。マウス状態では、2本指のタップで右クリックとしたり、スワイプでズームイン&アウトをすることができる。レイアウトは変更できるほか、外部コントローラによる操作も可能である。
SteamリンクはAndroid版とiOS版が同時配信になる予定であったが、「アプリガイドラインに基づくビジネスの競合」を理由にApple側から配信が差し止められていた。具体的には、ユーザー作成コンテンツやアプリ内購入、コンテンツコードに関することなど。今回配信されたiOS版については、Android版では可能なアプリ内でのコンテンツ購入が、利用できない状態にある。結果的には、ValveがAppleの要求を飲んだ形になるだろう。