大自然アクション『AWAY: The Survival Series』PC/PS4向けに発表。 食物連鎖底辺のフクロモモンガが、樹に登り空を飛ぶ
カナダに拠点を置くインディースタジオBreaking Wallsは5月10日、『AWAY: The Survival Series』をPC(Steam)/PlayStation 4向けに発表した。本日ソニー・インタラクティブエンタテインメントが放送した番組「State of Play」の日本版にて紹介されており、国内発売も計画されているようだ。Steamストアでも、CERO:Aレーティングを取得していることが確認できる。発売時期は未定。
『AWAY: The Survival Series』は、フクロモモンガを主人公とする三人称視点のアクションアドベンチャーゲームだ。舞台となるのは、遠い未来の自然豊かな世界。しかし、この惑星のすべての生命が破滅的な自然災害の脅威にさらされているのだという。小さなフクロモモンガは、森林地帯や沼地、洞窟、渓谷などさまざまな自然環境のなかで、地上を駆けたり樹上へと登ったり、そして飛膜を広げて空を滑空しながら、安息の地を求めて旅をする。
本作にはフクロモモンガ以外に、小さな昆虫から大きな獣まで20種類以上の野生生物が登場し、それぞれが影響し合いながら生きている。フクロモモンガはその食物連鎖の底辺近くに位置するという。そのため、冒険の中では多くの危険が待っている。今回公開されたゲームプレイ映像では、すぐ近くをうろついているキツネらしき獣から身を隠すように草むらに潜み、キツネが通り過ぎた隙に先の草むらへと急いで進むステルスプレイのような場面が見られる。
また、飛び去る鳥を滑空で追ったり、襲ってくるサソリに立ち向かうバトルも垣間見え、本作は大自然を小動物の視点から眺めるだけでなく、アクション要素もふんだんに用意されているようだ。バトルには、スキルベースのシステムが用意されているとのこと。そのほか水辺を鹿の背中に乗って進むシーンもあり、頭を使うゲームプレイも求められそうだ。
本作にはストーリーも存在し、ゲームプレイ中にナレーションにて語られるのだという。また豊富なサイドクエストや、世界中に散らばっているレリック・アーティファクトの収集要素も用意されるとのことだ。
この『AWAY: The Survival Series』を手がけるBreaking Wallsは、Ubisoftの『アサシン クリード』や『プリンス・オブ・ペルシャ』『ファークライ』などのAAAタイトルに長年携わってきたベテランスタッフらによって設立されたスタジオだ。本作は、自然ドキュメンタリーから影響を受けて制作を始めたそうで、リアルに表現された大自然や生物のビジュアルが目を引く。またBGMは、ドキュメンタリー番組「Life」や「プラネットアースII」の音楽を手がけたMike Raznick氏が参加している。そして、物語要素にもこだわりがあるとのこと。Steamストアによると、音声と字幕は英語・フランス語のみ対応とされているが、国内発売にあたっては日本語にもローカライズされることを期待したい。