パブリッシャーAnother Indieは、『Yuppie Psycho(ユッピーサイコ)』をSteamにて配信開始した。価格は1730円で、5月3日までは10%オフの1557円で購入できる。本作は日本語に対応しているほか、TOKYOSANDBOX 2019で展示されていたように、のちにはNintendo Switch版の国内発売を控えている。なお、TOKYOSANDBOX 2019の展示ではPS4の機種のロゴも確認されていた。
『Yuppie Psycho』はいよいよ、4月25日になんとSteamにてリリースします!前回のツイートの内容が間違っており、誠に申し訳ありませんでした。 任天堂スイッチへのリリースはまだです。スイッチ版の発売日などについてはまた後日にて発表しますので少々お待ち下さい。 pic.twitter.com/zKAeoiWnQM
— Yuppie Psycho – DLC OUT NOW! (@baroquedecay) April 8, 2019
『Yuppie Psycho』は、Baroque Decayが手がける、ディストピアな90年代を舞台にしたホラーアドベンチャーゲーム。主人公となるのは、日本のサラリーマンという身なりをした青年Brian Pasternak。未来への希望もなく暮らしていた青年だ。ある日、そんな“何も持たない”男のもとに世界有数の会社であるSintracorpの本社から、招待状とともに就職のオファーが届くところから物語は始まる。
Brianが希望を抱きながら会社に着くと「ちょっとしたデータを入力し、コーヒーを飲んでくれればいい」と言われ、会社の奥へと誘導される。しかし、着いた先はゴミだらけの暗いオフィス。そして外にできることはできない。Brianに課せられた本当の仕事は、“魔女狩り”だった。 Sintracorpは、実はこの魔女の力によって飛躍的な成長を遂げたようだ。しかしここにきて、その魔女が排除されようとしている。Brianはおぞましい化け物たちから逃げ延びながら、Sintracorpに隠された闇を探っていく。
本作は、見下ろし型のアクション度ベンチャーゲームとなっており、巨大なSintracorpのビルを探索する。エレベーターなどを用いて階層を移動することもあるだろう。オフィスにはクリーチャーもうろついているが、逃げることが基本となるだろう。明かりをうまく使いながら周囲を照らしつつ、敵からはうまく身を隠すのだ。ゲームを進行させていくと幾度も重大な決断を迫られ、下した決断によって大きく結末が変化していく。
オフィスを舞台にしたサラリーマン風主人公ホラーというユニークなテーマを採用する『Yuppie Psycho』は、すでにGameRevolutionやNiche Gamerなど海外メディアで、一定の評価を獲得している。2Dながら、居心地の悪さを感じさせるホラー要素が中心に評価されているようだ。ストーリーテリングにも力が入れられているようなので、気になっていた方は購入を検討してみるといいだろう。