北欧神話オープンワールド『Rune』追加出資により早期アクセス計画を取りやめ、2019年内に正式リリースへ

アメリカのデベロッパーHuman Head Studiosは4月19日、『Rune』の開発状況について報告。早期アクセス販売をおこないながら開発を続ける当初の計画を中止し、同スタジオとしてファンに届けたいと考えていたゲーム体験をすべて収録するバージョン1.0としてローンチさせるとした。

アメリカのデベロッパーHuman Head Studiosは4月19日、現在手がけているアクション・アドベンチャーゲーム『Rune』の開発状況について報告した。本作は、同スタジオが2000年にリリースした同名タイトル(現在は『Rune Classic』と呼ばれている)と世界観を同じくする新作だ。2017年に『Rune: Ragnarok』というタイトルで発表され、その後『Rune』に改題している。

本作は、もともと2018年9月にSteamにて早期アクセス販売を開始する予定だったが、ベータテストのフィードバックを受け延期。その後クローズドベータテストをおこないながら開発が続けられている。今回の発表の中でHuman Head Studiosは、追加の出資を受けることができたため、早期アクセス販売をおこないながら開発を続ける当初の計画を中止し、同スタジオとしてファンに届けたいと考えていたゲーム体験をすべて収録するバージョン1.0としてローンチさせるとした。発売時期は2019年内とだけ案内されているが、間も無く具体的な時期を発表できるだろうとコメントしている。また、ローンチ後に提供するコンテンツについても、充実したロードマップを用意しているとのことだ。

『Rune』は、北欧神話の世界にてバイキングの戦士として生きるオープンワールドゲームだ。前作『Rune Classic』ではラグナロクを阻止するために戦ったが、本作ではすでにラグナロクの最中にあり、舞台となるミズガルズでは巨人や猛獣、アンデッドらが猛威をふるい混乱に陥っている。ミズガルズは3km四方の広さがあり、さまざまな大きさや環境の島々を組み合わせて表現。ラグナロクの影響の度合いも島によって異なるという。この混乱の背景には神ロキがおり、プレイヤーはロキを倒してラグナロクを終わらせることを目指す。

本作は、ソロプレイだけでなくオンライン協力プレイにも対応。村を訪れ強力な武器や防具を強奪し、巨大なモンスターの討伐などのクエストをこなしていく。ロングシップの艦隊を組んで敵の要塞に向かうような場面もあるという。クエストを通じては、新たな戦闘アビリティを得たり、装備を強化することができる。さらに、プレイヤーは北欧神話の神々の中からひとりを味方につけ、そのスキルやアビリティを利用できることも特徴として挙げられる。トールやヘル、オーディンなどが登場し、それぞれの能力を勘案して選択するのだ。また、マルチプレイにおいてはPvP要素も用意されているとのこと。

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開発元Human Head Studiosは、『Rune』の発表時から投資会社ESDF Managementから出資を受けていることを明らかにしていたが、今回発表された追加出資の相手については現時点では伏せている。この点について発表への返信では、Urnreal Engineで開発されているつながりもあり、Epic Gamesから出資を受け、同ストアの独占タイトルになるになるのではという声が多く見られる。そうした反応を予期してか、同スタジオは質問にはまだ答えられないかもしれないとコメント。実際、発表以来沈黙を続けている。同スタジオは、適切な時期に適切な人間が正式な発表をおこなうとしており、発売時期の発表とともに具体的なリリースプランが明かされるだろう。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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