GOGにてインディーゲームのセール実施中。『Frostpunk』や『Moonlighter』40%オフ、『Darkest Dungeon』70%オフなど日本語対応タイトル多数
DRMフリーのPCゲームやサウンドトラックのダウンロード販売プラットフォームGOG.comにて、インディーゲームを対象とした最大90%オフのセール「INDIE WEEK」を実施中だ。開催期間は日本時間4月30日7時(協定世界時4月29日22時)までとなっている。
まず氷点下の世界で円形都市を築く極寒地サバイバル・ストラテジー『Frostpunk』が40%オフの17.99ドル(通常価格29.99ドル)で販売中。これまでの無料アップデートではストーリーシナリオの追加、サバイバーモードやエンドレスモードの実装によりコンテンツが充実してきており、今年2月には日本語テキストにも対応している。
ダンジョン探索とショップ経営を併せ持つRPG『Moonlighter』も40%オフの11.99ドル(通常価格19.99ドル)。店主兼冒険者の主人公ウィルとして、ダンジョンでアイテムを見つけ、自らのショップで売ったり、次の冒険に向けたクラフトに使ったり、村を発展させたりといった用途で活用しながらゲームを進めていく。こちらも無料アップデートにより、モンスターをペットとして飼う「Companion Update」やダンジョンパターンの追加、ニューゲームプラスの導入など着実にコンテンツが増えている。
冒険者たちのストレスを管理しつつ過酷なダンジョンに挑むRPG『Darkest Dungeon』は70%オフの7.49ドル(24.99ドル)。DLCの「The Color Of Madness」「The Crimson Court」「The Shieldbreaker」もそれぞれセール中だ。ムシたちの王国が舞台となる探索型2Dアクション『Hollow Knight』は34%オフの9.89ドル(14.99ドル)。無料アップデートにより新ボスやクエスト、ボスラッシュモードなどがされてきた。同様に、数々のアップデートにより進化を遂げてきた『Enter the Gungeon』は50%オフの7.49ドル(14.99ドル)。多くの無料アップデートにより生まれ変わった『No Man’s Sky』は、50%オフの29.99ドル(59.99ドル)となっている。
タイルの組み合わせを変えることで手描きイラストの世界が動き出し物語が進む、美しいパズルゲーム『Gorogoa』は55%オフの6.74ドル(14.99ドル)。アーティスティックな映像と音楽により紡がれる物語が高評価を得た2Dアドベンチャー『GRIS』は25%オフの12.74ドル(16.99ドル)。ドット絵で壮大な大空を描く2Dアクション『Owlboy』が40%オフの14.99ドル(24.99ドル)となっている。
北欧神話を取り入れた『Banner Saga』トリロジーは、1~2作目が60%オフの9.99ドル(24.99ドル)、最終章となる3作目が30%オフの17.49ドル(24.99ドル)で販売中だ。バーテンダーとして客のムードにあわせてカクテルを振る舞い、情報を引き出していくサイバーパンクADV『The Red Strings Club』は66%オフの5.09ドル。一人称ホラー『Outlast』は85%オフの2.99ドル、続編となる『Outlast 2』75%オフの7.49ドルとなっている。
以上、日本語に対応したPCゲームが多数値引きされている。目新しさはないかもしれないが、無料アップデートによりコンテンツの充実化が図られた作品も多い。そうした観点から、ゴールデンウィークに向けてセール品を物色してみるのも手だろう。
なお定番と呼べるような作品が並ぶ中、異質の輝きを見せる『Paradigm』というポイント&クリックアドベンチャーゲームが67%オフの4.94ドルで販売されている。東欧訛りのミュータント人間が、グラムメタル・カルトのリーダー(パグ犬)や、口からお菓子を吐き出す悪党ナマケモノ、ヒューマンビートボックス茄子など、キャラの濃い住民たちが住まう廃墟化したネオ・ソビエトの町を冒険するという奇作。ダークユーモアに満ちた狂おしいほどシュールな作品であるが、残念ながらこちらは日本語に対応していない。英文が苦にならない方はぜひ検討を(弊誌紹介記事)。