フロム・ソフトウェアから発売された『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』(以下、SEKIRO)で、属性ダメージを追加するMod「Elemental Weapon Buffs」が配信された。このModで追加される属性は本編に登場した炎、神ふぶき、毒、雷、阿攻の5つだ。Modを導入すると、インベントリ内の対応する既存のひょうたんや飴などを使用することで、それぞれの属性が一定時間主人公の隻狼の刀に追加される。
同Modは、Mod配信サイトNexus ModsでChoongjing氏が公開したもの。炎、怨霊に有効な神ふぶき、雷の属性はシンプルな性能でアイテムを使用すると、刀にそれぞれの属性のエフェクトと属性によるダメージが追加される。毒の属性は刀で攻撃すると対象に毒を蓄積させ、さらに与える体幹ダメージが1.25倍となる。このModの阿攻の属性はプラスの効果とマイナスの効果を持っており、使用するとダメージが2倍になり、HPは1.3倍になるが、HPが毎秒減少する。炎と雷の属性を付与した刀は見栄え的にも非常に派手であり、特に雷の属性は一部の敵にしか使用できないため、このModで存分に楽しめるだろう。通常の強化アイテムの効果時間は30秒程度であるのに対して、Modで追加される属性の効果時間は5分程度でかなり長めに設定されている。
『SEKIRO』ではボスを倒すことで「戦いの記憶」を入手し、これを「攻め力」つまり攻撃力の上昇に使うことができる。隻狼の基本的なダメージの量は「攻め力」が一定以下の状態で、攻撃力 = (「攻め力」+3)×20×(アイテムによる強化)と計算されている。つまり刀の一振りのダメージは、攻め力が1の状態で80に設定されていると一部ユーザーが報告している(reddit)。しかし攻め力を一定以上に強化した場合は、(もしこの計算式が正しいとして)上に記した計算の通りにはいかないようだ。
またNexus Modsの説明ではModを使用したときの追加のダメージは20から35に固定で設定されているそうで、攻め力に関係なくダメージが追加されるようだ。単純にキャラクターを強化する側面もあるModだが、十分に強化したキャラクターの場合でModを使用しても極端に攻撃力が上昇することはないはずだ。1周目をクリアしたプレイヤーには、キャラクターの強化というよりは、刀に属性を付与したときのきれいなエフェクトを楽しむために使えるだろう。
このModを作成したChoongjing氏は、以前に神ふぶきの効果とエフェクトを1時間付与するModを作成していた。今回のModはその強化版ということだろう。Choongjing氏はNexus Modsの投稿でModの効果時間を5分から2分に減少させ、阿攻の属性はHPの減少を削除し、効果時間を10秒程度に変更しマイルドな性能にするためのアップデートを検討しているため、若干の仕様の変更があるかもしれない。