中世剣戟アクション『Mordhau』日本時間4月30日Steamで発売へ。『Chivalry』から影響受けた騎士道精神で一騎打ちや攻城戦に挑む

中世剣戟アクション『Mordhau』が日本時間4月30日Steamにて発売される。『Chivalry: Medieval Warfare』から強く影響を受けた『Mordhau』では、一騎打ちからバトルロイヤル、攻城戦など規模の異なるさまざまなゲームモードが遊べる。

スロベニア共和国に拠点を置くゲームスタジオTriternionは4月19日、『Mordhau』を日本時間4月30日に発売することを発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格帯は30ドルを予定している(ローンチ時には10%割引あり)。以下は新しく公開された公式トレイラーである。

『Mordhau』は一人称視点の中世剣戟アクションゲーム。『Chivalry: Medieval Warfare』を1000時間以上プレイした熟練の騎士も属する開発チームがおくる、プレイヤースキル重視のメレーアクションということで期待を集めている。2017年に実施されたKickstarterキャンペーンでは目標額を大幅に上回る成功をおさめた。『Chivalry』精神を受け継ぐ硬派な戦闘システムや、血がほとばしる四肢切断表現など、『Chivalry』ファンを熱くさせる要素が詰まっている。

戦闘においては、ブロックやパリィ、フェイントやキックといった基本テクニックを土台としつつ、同ジャンルにおける戦闘システムの発展が目指されている。視点操作により身体をねじって攻撃を避けたり、剣を振るう角度を細かく調整することもできる。ゲームモードとしては、一騎打ちやチームデスマッチ、バトルロイヤル、そしてバリスタ・カタパルトといった攻城兵器の利用が可能な攻城戦まで、規模の異なるさまざまなものが用意され、最大では64人による同時対戦が可能となる。またマルチプレイ対戦だけでなく、ウェーブ形式で敵が次々と襲い掛かってくるCo-opの「Horde Mode」も実装されるとのことだ。

武器の種類は長剣、斧、鎌、スピアなど多彩。防具は素材によって防御力や機動力が変動するという細かい仕様となっている。「Mordhau」という単語はドイツ流の剣術用語であり、剣を逆さに持つスタンスを指している。刃の部分を持って、つばや柄頭の部分で相手を叩く殴打武器として扱うものだ。こうした珍しいスタンスすら実戦できるという、本作の自由度の高さを象徴している。

なお『Chivalry: Medieval Warfare』においては、欲しい武器をアンロックするために、使いたくない武器であっても相当な時間使いこまなければいけない場合があった。その点、『Mordhau』における武器のアンロックは、プレイヤーの好きな順番で行えるという。ただし初心者が経験者と張り合うのが難しいゲームである点は同じ。基礎的なゲームメカニックが類似していることから『Chivalry: Medieval Warfare』の経験が生かされる部分もあるが、『Mordhau』向けに適応せねばならない独自要素も多いということで、新米騎士たちが集うであろう4月末は鍛錬の日々となりそうだ。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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