『OCTOPATH TRAVELER』Steam版発表、6月8日配信へ。Nintendo Switchで発売されていたHD-2DなRPG

スクウェア・エニックスは4月16日、『OCTOPATH TRAVELER』のPC(Steam)版の存在を明かし、6月8日に配信すると発表した。『OCTOPATH TRAVELER』は、Nintendo Switch向けに販売されていた作品だ。

スクウェア・エニックスは4月16日、『OCTOPATH TRAVELER』のPC(Steam)版の存在を明かし、6月8日に配信すると発表した。日本語音声・字幕に対応している。『OCTOPATH TRAVELER』は、2018年7月13日にNintendo Switch向けに発売されたRPG。国内販売はスクウェア・エニックスが担当するほか、海外販売は任天堂が担当していたタイトル。開発にはアクワイアが携わっている。

プレイヤーは8人の旅人の中からひとりを選び、個人的な目標を達成するため、あるいは過去のしがらみを断つためなど、それぞれの目的をもって世界を旅する。旅人たちは冒険の途中で合流することができ、8人分の物語を1周で楽しめる。8人の主人公はフィールドコマンドという独自能力を持っており、街ゆく人のアイテムを盗んだり、あるいは買い取ったり。誘惑したり、または導いたり。決闘したり、情報を聞き出したり。さまざまなインタラクションが可能となっている。

『OCTOPATH TRAVELER』の最大の特徴は、ドット絵と3DCGの画面効果を融合させたHD-2D。ピクセルアートをベースにしながらも、奥行きと立体感のある世界を旅する。戦闘については、コマンドバトルを採用。ターン制のコマンド戦闘をベースにしつつ、ブレイクやコマンドブーストなどを導入し戦闘に深みをもたらす。バトルにおいても、HD-2Dの迫力あるエフェクトや演出が、戦いを盛り上げていく。

『OCTOPATH TRAVELER』は、Nintendo Switch単一ハードでの発売ながら、発売直後から品切れが続出し150万本を出荷するなど、新規タイトルとしてヒットを巻き起こしたタイトル。RPGの楽しさを追求した、土台のあるゲームデザインは海外でも評価されていた。Steam版については、ゲーム内容は変化ないようで、Steamトレーディングカードや実績などが実装されている。しいていうなら、実績が追加要素といえるかもしれない。先日中国語(繁体字・簡体字)のサポートを発表しており、もちろん同言語も中国ユーザーの多いSteam版には含まれている。

モバイル向けには、基本プレイ無料の『OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者』の配信を控えており、同作は事前登録者20万人を突破。西木康智氏が手がけ高評価を得たサウンドについては、サントラ/アレンジアルバムが発売されているほか、7月にライブ「OCTOPATH TRAVELER Break, Boost and Beyond」がオリンパスホール八王子にて開催予定。またNintendo Switch向け新作が動いていることもこれまで何度も示唆されてきた。多角的な展開をし、IPとして定着させる動きが見られる『OCTOPATH TRAVELER』。今後さらに飛躍していくとみられるので、まだ遊んだことのないユーザーは、これを機にSteam版を遊んでみるといいだろう。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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