『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』映像初公開、PC/PS4/Xbox One向けに11月15日発売へ。「シスの復讐」直後描く一人用ゲーム


Electronic Artsは4月14日、「スター・ウォーズ セレブレーション・シカゴ」のパネルにて、『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』をPC/PlayStation 4/Xbox One向けに11月15日に発売すると発表し、ゲーム映像を初公開した。『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』は、『タイタンフォール』や『Apex Legends』を手がけるRespawn Entertainmentが開発する、三人称視点のアクションアドベンチャーゲームだ。かねてから開発が公言されていたが、ようやくそのベールが剥がされることになる。

本作は、ジェダイが滅びた「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」の直後の世界を舞台にしているという。主人公となるのはCal Kestis。ジェダイを皆殺しにせよという皇帝の機密命令「オーダー66」を生き延びた若きパダワンだ。キャメロン・モナハン演じるCalとなり、ジェダイ・オーダーの復活を成し遂げるため、打ち砕かれた過去の断片を探していくという。日常のなかで帝国から身を潜めるCalは、フォースの力を露呈してしまったことで逃亡生活を余儀なくされる。惑星「Bracca」にて、逃亡しながらもライトセーバーの技術を会得していくのだ。

『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』は、ストーリーが主体のシングルプレイヤーゲームになるようで、Calという新しいキャラクターや彼のバックストーリーを掘り下げるとのこと。戦闘・探索・謎解きなどを介して物語を進めていく、一般的なアクションアドベンチャーゲームの要素が盛り込まれる。古代の森、荒涼とした岩の大地、不気味なジャングルなどを自由に探索していくという。なおマルチプレイおよびマイクロトランザクションが搭載されていないことは、複数関係者よりすでに明かされている通り。

EAが本作において強調する要素のひとつとして、ライトセーバーにおける戦闘があげられる。ストライク、パリー、ドッジといった基本要素に加え、フォース・アビリティを組み合わせてダイナミックな近接戦闘が描かれるそうだ。スキルをマスターするには訓練も必要となる。冒険の中で新しいパワーやアビリティを手にしつつ訓練をすることで、力を引き出していく。GameSpotによると、Calのライトセーバーは自身の成長にあわせて進化していくようだ。カスタマイズも可能とのこと。ライトセーバーがひとつの育成要素として組み込まれているのかもしれない。

なお『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』のディレクションを担当するのは、Stig Asmussen氏。かつてSIE Santa Monica Studioに在籍し、『God of War III』のディレクターを務めた人物。2014年よりRespawn Entertainmentに入社し、未発表ゲームタイトルのディレクションをしていると伝えられていた。そういった背景を加味し単純に計算すると、『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』は4年以上開発されていることになるだろう。ちなみに、同作はEAが推し進めているゲームエンジンFrostbiteではなく、Unreal Engine 4で開発が進められていると報じられている

「Star Wars」の世界をベースにしつつ、また新たな物語を描く『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』。ストーリーについては断片的に明かされているが、ゲームプレイ部分などについてはまだまだ謎に包まれている。そうした点については、今後段階的に情報公開がされていくのだろう。Originなど各ストアを対象に、予約受付が開始されている。デラックス・エディションでは、制作の舞台裏を垣間見られるディレクターズカットコンテンツに加えて、冒険の旅で使えるスペシャル装飾アイテムなどが手に入るようだ。