PSNの規約改定により、PS Storeでの「予約キャンセル」を全面的に認める方針に

 

ソニーインタラクティブエンタテイメント(SIE)は4月2日、PlayStation Networkの利用規約を改定した。その内容の一部として各種コンテンツやサービスのキャンセルに対応することが明かされた。「PlayStation Storeキャンセルポリシー」ページではその内容が確認できる。

これまでのPlayStation Storeでも、ポリシーとしては原則的には決済される前の段階ならば予約購入のキャンセルが認められていた。しかしながら、メーカーによって決済日は異なっていた側面もある。予約購入すれば即決済というパターンが多く、現在公開されている「予約受付中!」タイトルのストアページを見てわかるように、実質的にはキャンセル不可のゲームがほとんどだった。

しかし今回、予約注文のキャンセルに関してのポリシーが定められ、条件を満たしていれば全面的に予約キャンセルに応じるシステムとなった。条件としては、まず発売日前であれば、いつでもキャンセル可能。ただし、予約注文したデジタルコンテンツの主要部分がダウンロードされた場合(自動ダウンロードによる場合を含む)、キャンセルできなくなる。発売日後であれば、予約購入の支払いをしてから14日以内で、デジタルコンテンツのダウンロードまたはストリーミングを開始していないケースならキャンセル可能だ。

なお、ポリシー改定前から予約販売されているタイトルの中には、ストアページにてキャンセルができない旨を記すものもある。これらのタイトルについてのキャンセルの扱いについてSIEの広報に尋ねたところ、ストアにそうした文言のあるタイトルでもキャンセルポリシーは適用されるといい、条件を満たす場合に限り、キャンセルは可能であるという回答をいただいた。
【UPDATE 2019/4/5 13:30】
ノルウェーからの消費者委員会の指摘を関連付ける記述を削除しました。

今回の規約改定によって、PS Storeでより予約購入をしやすい環境が整ったといえる。細かい規約や条件については、PlayStation Storeキャンセルポリシーページを参照してほしい。