PS4向けドライビングゲーム『DRIVECLUB』の本編およびDLCの販売が8月末をもって終了へ。来年4月にはオンラインも停止

 

本日4月1日、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、2019年8月29日をもって、PS4向けドライビングゲーム、『DRIVECLUB』、『DRIVECLUB VR』および、派生作品である『DRIVECLUB Bikes』を含む、すべての作品における本編およびDLCの販売を中止する旨をPlayStation公式サイトにて公表した。また、2020年4月1日には、オンラインサービスを終了することも明かされた。

『DRIVECLUB』は、国内では2014年10月9日にPS4向けに発売された、ドライビングゲームである。実在するスポーツカーや名車を運転することが可能であり、オンラインでは、最大12人のプレイヤーでタイムを競い合うことの他に、平均速度や、ドリフト距離、コーナリング精度などのスコアを競い合うといった、“速さ”以外の部分にも大きくフィーチャーされた作品である。グラフィック面では、先ほど述べたように、スポーツカーを中心とした実在する車種が登場し、外装から内装に至るまで緻密に再現されている。リアルを追求したシステムとグラフィックは根強いファンを獲得してきた。

なお本編およびDLCの販売中止と、オンラインサービス終了に向けて、プレイ不可になる要素と、引き続きプレイ可能な要素の二つも同時に明かされた。プレイ不可になる要素としては、オンラインにおけるシーズンパスの利用、複数プレイヤーが参加するイベントやツアーにおけるクラブの設立、オンライン上での他プレイヤーとの対戦、イベントの作成、リーダーボードを用いたプレイヤーデータや成績の共有が挙げられている。引き続きプレイ可能な要素としては、オフラインモードにおけるシーズンパスの利用、オフラインモードにおけるすべてのモード、および購入済みDLCの適用、オフラインモードのトロフィー獲得が挙げられた。つまり、オンラインに関連する要素は廃止され、シングルプレイには変更は加えられないと思われる。

『DRIVECLUB』シリーズを開発していたイギリスのゲーム会社である、Evolution Studiosは2016年にスタジオを閉鎖している。こういった事態も影響してか、さまざまな憶測が飛び交っているが、DLC配信とオンラインサービス終了についての具体的な理由については今のところ明かされていない。