「メガドライブ ミニ」が9月19日に発売決定。収録全40タイトルの一部ラインナップを公開、海外バージョンがプレイ可能なものも

「メガドライブ ミニ」の発売日が9月19日に決定。「メガドライブ ミニ」に収録される全40タイトルのうち、『ソニック・ザ・ヘッジホッグ2』『ぷよぷよ通』など一部ラインナップも公開された。海外バージョンがプレイ可能なタイトルも含まれている。

セガゲームスは3月30日、東京・秋葉原で開催した「セガフェス2019」にて、「メガドライブ ミニ」を9月19日に全世界同時発売すると発表した。価格は、コントロールパッドを1つ同梱する「メガドライブ ミニ」が6980円、2つ同梱する「メガドライブ ミニ W」が8980円(税別)。

メガドライブ ミニは、セガが1988年に発売したメガドライブ本体を約55パーセントに縮小したサイズで再現し、内蔵されたゲームを遊べるゲーム機だ。昨年のセガフェスにて2018年内に発売すると発表されていたが、国内外の反響が大きく開発体制を根本から見直したため発売を延期していた。

セガフェス2019ではメガドライブ ミニの実機が披露され、パワースイッチやリセットボタン、ヘッドフォンのボリュームスライダーが可動したり、カートリッジのスロットや本体裏の拡張スロットの蓋が開くなど、オリジナルの本体を精巧に再現された様子が確認できた(本体を振った際のカラカラ音については再現されていない)。なお、ボリュームや側面にあるヘッドフォン端子は機能せず飾りとのこと。

一方、同梱されるコントロールパッド(ファイティングパッド6B)はオリジナルと同じサイズで再現し、接続ケーブルはUSB端子となる。コントロールパッドは別売りも予定しているとのことだ。そして、メガドライブ ミニ本体からテレビへの接続はHDMIで、電源供給はUSB経由でおこなわれる。

イベントの配信画面よりキャプチャ

メガドライブ ミニには全40タイトルが収録予定で、今回そのうちの10タイトルが発表された。今年2月には、メガドライブ ミニに収録する『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズ、『ぷよぷよ』シリーズ、『シャイニング・フォース』シリーズの各タイトルを決めるユーザー投票企画が実施されており、この結果も反映されている。

・ソニック・ザ・ヘッジホッグ2
・ぷよぷよ通
・シャイニング・フォース ~神々の遺産~
・ガンスターヒーローズ
・コミックスゾーン
・スペースハリアー II
・VAMPIRE KILLER(バンパイアキラー)
・魔導物語Ⅰ
・レッスルボール
・レンタヒーロー

これらのタイトルの移植開発は、SEGA AGESシリーズなどでおなじみの有限会社M2が担当。オリジナル版を可能な限り忠実に再現しつつ、中断セーブ機能(1タイトルにつき4つまで)を追加している。また、ゲーム選択画面の音楽や交換は、『ベア・ナックル』シリーズなどの作曲家として知られる古代祐三氏が手がけているとのことだ。

なお、メガドライブ ミニは欧米でも発売予定となっており、それぞれの地域向けのオリジナル当時の本体デザインを再現するほか、収録タイトルも各地域で人気だったものを取り揃えるため、日本版とは異なるラインナップになるという。また日本版と同じタイトルであっても、海外バージョンが収録される。ただ、日本版メガドライブ ミニでも、言語設定を変えると海外バージョンがプレイできるタイトルもあるとのことだ。一例として、『VAMPIRE KILLER』がその切り替え可能タイトルであることが明かされた(『レッスルボール』は諸事情により不可とのこと)。収録タイトルの次回公開は4月18日に予定されている。

【UPDATE 2019/3/30 22:55】
セガは3月30日、北米向けの「SEGA Genesis Mini」と欧州向けの「SEGA Mega Drive Mini」を発表した。発売日は日本版メガドライブ ミニと同じく9月19日。筐体デザインは、オリジナル当時のそれぞれの地域のものを再現している。そのほか日本版との大きな違いというと、同梱されるコントロールパッドは初期型の3ボタンのものとなり、標準で2つ同梱される。

収録タイトルは全40本で、日本版と同じくそのうちの10本が公開された。北米版と欧州版はこの10本については同じラインナップとなっており、内容は以下のとおり。上段5タイトルが欧米版のみに収録されるもの、下段5タイトルが日本版と共通のタイトルだ。

・ソニック・ザ・ヘッジホッグ
・Altered Beast(獣王記)
・Dr. Robotnik’s Mean Bean Machine(海外向け『ぷよぷよ』)
・エコー・ザ・ドルフィン
・トージャム&アール

・シャイニング・フォース ~神々の遺産~
・ガンスターヒーローズ
・コミックスゾーン
・スペースハリアー II
・VAMPIRE KILLER(バンパイアキラー)

なおセガによると、メガドライブ ミニは言語設定を変えると海外バージョンでプレイできるタイトルが一部にあるとのことだが、これは日本版の仕様とのこと。これらの欧米版メガドライブ ミニの言語設定を日本語に変えることができるのか、そして変えた場合に日本バージョンのゲームをプレイできるかどうかは現時点では不明である。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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