サイバーパンク・3DダンジョンRPG『Conglomerate 451』発表。改造を重ね死を恐れながら、任務遂行目指せ
パブリッシャー1C Entertainmentは3月26日、『Conglomerate(コングロマリット) 451』のストアページをSteamにて公開し、近日中に早期アクセス配信開始すると発表した。『Conglomerate 451』は、イタリアのインディースタジオRuneHeadsが開発する3DダンジョンRPGだ。
本作の舞台となるのは、今からはるか遠い未来のサイバーパンク世界。私腹を肥やす腐敗した企業は、その縄張りを拡大しつつあった。コングロマリットシティ議会から命じられた特別捜査組織のボスであるプレイヤーは、セクター451の治安を回復させる任務に就く。この世界では、改憲の末にクローン人間の生成が合憲化されている。仲間がいなければ作ればいい。クローン人間のエージェントを生み出しながら、仲間を率いてミッション遂行を目指す。
『Conglomerate 451』は、一人称視点で展開される、グリッドベースの3DダンジョンRPGとなっている。エージェントを率いて、自動生成されるダンジョンを進んでいく。敵と遭遇した際には、身体の部位や攻撃方法を決めてアタック。攻撃には命中率やクリティカル率の概念があるので、どう攻撃していくのかはしっかりと考える必要あり。
仲間たちは、武器と防具を使い込むことで、習熟度を強化できるほか、DNAいじりやインプラントの埋め込み、装備の変更や育成などにより強化していく。ダンジョン攻略を続けポイントがたまれば、技術研究を進めて新たな機能や能力をアンロックする。そのほか、ダンジョン中にはさまざまな場所にてハッキングを活用する場面も出てくる。世界だけでなく、システムでもサイバーパンクらしい設定が光る。
ただし注意したいのが、本作はペナルティが大きい作品であること。仲間は、少しのダメージが尾を引きかねない。戦闘中にダメージを受けると、永続的な外的障害を抱えるリスクが上昇していく。また本作はパーマデス形式が採用されており、死んでしまうとそこで終了。さらに戦闘中はほかのクローンエージェントが生きていても、プレイヤーが倒されるとゲームオーバー。緊張感を抱きながら状況判断をすることになるだろう。手強いダンジョン攻略が楽しめそうだ。
なお早期アクセス発売時点では対応していないものの今後実装する予定のある要素としては、一時的にエージェントを強化するが精神的な後遺症を与えるドラッグシステム。成長すれば特別な能力を獲得できるPerkおよび突然変異システム。街中の人々と会話し好感度を高めるシステムなどが用意されるそうだ。
本作は現時点では英語のみ対応であるが、開発元の前作『Fall of Light』は日本語にも対応しており、本作のタイトル画像でもコングロマリットのカタカナが確認できる。サイバーパンクを出すための演出かもしれないが、3DダンジョンRPGは一般的にテキストが多くなる傾向があるので、日本語対応にも期待を寄せたい。