オフィス・サバイバルホラー『Yuppie Psycho』4月25日にSteamなどで発売へ。日本語に対応しリリース

インディースタジオBaroque Decayは、『Yuppie Psycho(ユッピーサイコ)』をSteamおよびUtomik向けに4月25日に配信すると発表した。『Yuppie Psycho』は「オフィス」を舞台としたサバイバルホラーゲームだ。

インディースタジオBaroque Decayは、『Yuppie Psycho(ユッピーサイコ)』をSteamおよびUtomik向けに4月25日に配信すると発表した。なお弊誌が開発元に尋ねたところ、日本語に対応してリリースするとの回答をもらった。

『Yuppie Psycho』は、ディストピアな90年代を舞台にしたホラーアドベンチャーゲーム。主人公となるのは、いかにも日本のサラリーマンという身なりをしたBrian Pasternak。未来への希望もなく暮らしていた青年だ。ある日、そんな“何も持たない”男のもとに世界有数の会社であるSintracorpの本社から、招待状とともに就職のオファーが届くところから物語は始まる。

Brianが希望を抱きながら会社に着くと「ちょっとしたデータを入力し、コーヒーを飲んでくれればいい」と言われ、会社の奥へと誘導される。しかし、着いた先はゴミだらけの暗いオフィス。そして外にできることはできない。Brianに課せられた本当の仕事は、“魔女狩り”だった。 Sintracorpは、実はこの魔女の力によって飛躍的な成長を遂げたようだ。しかしここにきて、その魔女が排除されようとしている。Brianはおぞましい化け物たちから逃げ延びながら、Sintracorpに隠された闇を探っていく。

ゲームシステムとしてはサバイバルゲーム色が強く、そこにパズルやアクション要素が絡んでくるそうだ。巨大なSintracorpのビルを、エレベーターなどを用いて移動。さまざまな出会いと別れを重ね、真相へと近づくのだ。オフィスにはクリーチャーもうろついているが、基本的に逃げることを強いられる。明かりをうまく使いながら周囲を照らしつつ、敵からはうまく身を隠す。ゲームを進行させていくと幾度も重大な決断を迫られ、下した決断によって大きく結末が変化していく。

Baroque Decayは、2Dホラーゲーム『The Count Lucanor』を手がけた実績を持つ。同スタジオは以前より日本に対する愛情に言及することもあり、『Yuppie Psycho』の“どこか見慣れたオフィス”は、そうした日本の文化を参考にしている可能性はありそうだ。

『Yuppie Psycho』は4月25日にSteamおよびUtomikで配信予定。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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