モンハン風F2Pアクション『Dauntless』Epic Gamesストアでのリリースが今夏に延期。最新アップデートではミニオンを従える新ベヒーモスが追加

モンハン風のF2Pアクション『Dauntless』のEpic Gamesストアでの配信が今年4月から今夏まで延期となった。『Dauntless』は最大4人パーティーで巨獣ベヒーモスを狩りに出かけるオンラインタイトル。3月の最新アップデートではミニオンを従えた新ベヒーモスが追加されている。

北米のゲームデベロッパーPhoenix Labsは3月14日、ハンティングアクションゲーム『Dauntless』のEpic Gamesストアおよび海外PlayStation 4/Xbox One向けの配信を、今年4月から今夏まで延期することを発表した。同作は現在Phoenix Labsの自社ゲームランチャーを通じて配信されている、基本プレイ無料のオンラインタイトル(日本語非対応)。4月にEpic Gamesストアへの完全移植を予定していたが、今回の延期を持ってそちらも後ろ倒しとなる。また今回の配信延期を受けてPhoenix Labsは、今夏までの間にゲームプレイをさらに磨き上げ、人口増に向けたストレステストの実施や、追加機能の完成に向けて取り組んでいくと語っている。

『Dauntless』は最大4人の協力プレイに対応したハンティングアクションゲーム。プレイヤーは浮遊島に住む巨獣ベヒーモスを狩るスレイヤーのひとりとして戦いの日々を送る。狩場にてベヒーモスを探し、行動パターンや弱点を覚えながら仲間と共に巨獣討伐を目指し、戦利品をハブエリアであるRamsgateに持ち帰り、装備を強化。さらに強力なベヒーモスに挑戦するというゲームプレイループになっている。2017年9月にクローズド・ベータテストが開始されたのち、新しいベヒーモス、エリア、クエスト、武器、エンドコンテンツなどを追加するアップデートが配信され続けており、3月13日に配信されたアップデート0.6.9には、新ベヒーモス「Boreus」の追加、武器のリワーク、ロードアウト画面の刷新、Hunt Passシーズン3「Overgrowth」の開幕などが含まれている。

新たに紹介されたBoreusは氷属性のベヒーモスであり、飛行タイプのミニオンと共に行動するという特徴を有している。ミニオンは空から近接攻撃を仕掛けてくるStalker、自爆突撃してくるBomber、遠距離攻撃を仕掛けるSpitterと複数の種類があり、これまでのベヒーモスよりも混沌とした戦闘が予想される。

海外ではPlayStation 4/Xbox Oneだけでなく、年内のNintendo Switch/モバイル展開も計画されており、クロスプラットフォームプレイおよび各プラットフォーム間でセーブデータを同期するクロスプログレッション対応も発表済み。主なマネタイズ手段としては、ゲームをプレイすることでシーズンレベルを上げ、新しいコスメティック報酬をアンロックしていくHunt Passシステムが導入されており、Epic Gamesが運営する『フォートナイト』のモデルと似ている部分がある。そうした類似性からも、『Dauntless』はEpic Gamesストアと相性が良いと考えられるだろう。なお3月13日に開幕したシーズン3からは、Hunt Pass報酬に武器スキンを変更するtransmogが含まれるようになる。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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