『Fallout 76』にて「デスクロー迷路」を作り出す悪だくみプレイヤー現る。甘い言葉で誘い、地獄に閉じ込める

Bethesda Softworksの『Fallout 76』では、C.A.M.P.での建設機能を用いて拠点作りが可能。そうした機能を使い、「デスクロー迷路」を作り出す悪巧みプレイヤーが現れた。

Bethesda Softworksの『Fallout 76』では、C.A.M.P.での建設機能を用いて拠点作りが可能だ。創意工夫を凝らした建設を楽しむプレイヤーは多く、RedditユーザーのVault101manguy氏もそのひとり。その同氏の新作が、ある意味酷過ぎると海外で話題となっている。同氏は事前にテーマを決めて建設をおこなうタイプのようで、新作では迷路を作りたいと考えていたそうだ。ただこれとは別に、ペットにしたモンスターを活かした建設をしてみたいという思いもあったという。本作では、PerkのAnimal Friendを使うことで、自分よりレベルが下のモンスターをペットにできる。そして、どちらを先に作るのか決めかねた同氏は、両方のアイデアを組み合わせてしまった。

Image Credit: Vault101manguy

Vault101manguy氏が手がけた迷路の入り口には、「面白いから試してみてくれ」とか「迷路をクリアして賞品ゲット」といった言葉が書かれた看板が並べられ、楽しいアトラクションを頑張って作り上げたのだろうという雰囲気が感じられる。同氏は通りすがりのプレイヤーを見つけてはジェスチャーを駆使して呼び込みをおこない、賞品ありとの言葉につられたのか、興味を持ったプレイヤーが次々に中に入っていく。迷路はあまり広くはなくシンプルな作りである。しかし、中では凶暴なモンスター・デスクローが徘徊していた。Vault101manguy氏は、まさに迷路とペットにしたモンスターを組み合わせた施設を作り、そこにほかのプレイヤーを言葉巧みに招き入れていたのだ。

プレイヤーを迷路の中に入れた後、Vault101manguy氏は入り口の扉を施錠し、迷路の上部に設けた足場から高みの見物である。迷路内では、まさかのデスクロー登場にパニック状態のプレイヤーたちが逃げ惑っている。おそらく、賞品はおろか出口すらないのだろう。開けても壁しかない偽の扉が所々に設置されているのがいやらしい。施錠された入り口の扉はロックピックで開けることもできるが、映像では条件を満たしていないレベルのプレイヤーが多く、そもそもそこまで頭が回らないのか、デスクローへの対処でいっぱいいっぱいになるプレイヤーが多いようだ。
【UPDATE 2019/3/12 17:30】
ロックピックについての記述を修正しました。

Vault101manguy氏はRedditにて、『Fallout 76』のこの“デスクロー迷路”を作るにあたっての苦労を語っている。まずペットにできるデスクローを探し出すことに時間がかかったほか、デスクローの体格に合わせた迷路作りに試行錯誤を重ねたという。最初はもっと入り組んだ迷路だったそうで、多くの扉や屋根も設置していたが、デスクローには狭すぎ、また屋根の上にすり抜けてしまう事もあったため、スペースを多く取った現在の形になったそうだ。中には警戒して近づかないプレイヤーもいるようだが、多くのプレイヤーを恐怖に陥れることとなり、狙いどおりの結果となったようだ。

ちなみに、Vault101manguy氏はかつて『Fallout 76』にて、“プレイヤーオーブン”なる施設を作ったことでも知られる人物だ(Reddit)。不要なアイテムを誰かのために置いていったり、それを受け取ることができる小さな小屋。と思いきや、壁の向こうには大量のフレームジェットが設置されており、例のごとくVault101manguy氏はほかのプレイヤーを招き入れたあと外から施錠しスイッチオン。部屋の中は炎で包まれオーブン状態になり、閉じ込められたプレイヤーは丸焦げである。同氏は、こうしたブラックなユーモアをC.A.M.P.に活かす常習犯なのだ。

今回のデスクロー迷路に対しては、Bethesdaのコミュニティマネジャーが「あのオーブンを作った君のことは覚えているよ。今回のは次のレベルに達したな」と好意的に反応している。ほかのプレイヤーを巻き込む形となっているが、同社にもユーモアとして受け入れられているようだ。一方のVault101manguy氏はBethesdaに対し、ほかのプレイヤーを殺したり、逆に防衛するために使える素材をもっと増やせば、C.A.M.P.はより興味深いものになるのではないかと提言している。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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