『Fallout 76』に「アパラチア警察」現る。初心者を守り、治安を維持すべくパトロールする“ユーザーによる”自警団

『Fallout 76』では、ゲーム内ではクエストなどをこなすのはもちろん、プレイヤーは思いおもいに楽しみ方を見つけられる。そうした中、「Appalachia PD(アパラチア警察)」の発足を宣言するプレイヤーが現れた。

Bethesda SoftworksからPC/PlayStation 4/Xbox One向けに発売中の『Fallout 76』。ゲーム内ではクエストなどをこなすのはもちろん、友人らと楽器を演奏してバースデーパーティを催したり、お揃いの衣装で冒険をするグループを結成したりなど、プレイヤーは思いおもいに楽しみ方を見つけているようだ。そうしたなかRedditにて、「Appalachia PD(アパラチア警察)」の発足を宣言するプレイヤーが現れた。

警察官の制服および帽子は、モノンガーの警察署などで入手可能 Image Credit: FANDOM

RedditユーザーのZizzyspade54氏は3月1日、数名の友人と共にアパラチア警察を結成し、ウェストバージニアをパトロールすると投稿した。警察官の制服に身を包むスクリーンショットも添えられている(本稿ヘッダー画像参照)。アパラチア警察の活動の目的としては、レベル30までの新人プレイヤーを対象に、クエストやイベントを攻略する手助けをしたり、高レベルプレイヤーや賞金首プレイヤーから守ることが挙げられている。また、誰でも自由に利用できるC.A.M.P.も設置し、不要なアイテムの提供もするという。同氏らは警察官としてのロールプレイを楽しみながら、本作をプレイし始めたプレイヤーが楽しいゲーム体験を送れるようにしてあげたいと述べている。

アパラチア警察としての活動はすでにおこなっており実績をあげつつあるが、Redditのコミュニティに受け入れられるようであれば、ユーザー名を公表してより多くのプレイヤーと交流したいと考えたそうだ。そのRedditユーザーらの反応は好評。中には自分も一緒に活動したいと申し出る人も複数現れている。これにはZizzyspade54氏としても意外な反応だったようで、Discordサーバーを設けるなどしてコミュニケーションを取れるようにするとしている。そのほか、賞金首を拘留できる警察署を作るべきだとか、アパラチア警察に誤認逮捕された人のための弁護士としてプレイしようか、などといったコメントも飛び交っている。

本作においては、Zizzyspade54氏らのように新人プレイヤーの助けになる活動をおこなうプレイヤーはほかにもおり、たとえばRedditユーザーのomnipsycho氏は、外の世界に出てきたばかりのプレイヤー同士が交流できるよう、Vault 76の近くにウェルカムハウスを作っている。またYouTuberのMany A True Nerd氏も、新人プレイヤーに武器やアイテムを提供するC.A.M.P.を設置していた(Polygon)。ロールプレイという面では、『Fallout 4』のNPCプレストン・ガービーになりきって、ほかのプレイヤーと交流する人物がかつて話題になったこともあった(関連記事)。本作にはNPCが存在しないため、プレイヤー同士の助け合いや、こうしたロールプレイで楽しむことにつながっているのかもしれない。なお、アパラチア警察はPS4版にてパトロールをおこなっているとのこと。運が良ければ彼らのお世話になることがあるかもしれない。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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