ポータルをくぐり並行世界を旅するSFアドベンチャー『INTERPOINT』発表。エネルギーを吸収/放出して道を切り拓く

パブリッシャーのJuvty Worldsは2月27日、インディースタジオThree Dotsが手がけるSFアドベンチャーゲーム『INTERPOINT』を発表した。『INTERPOINT』の舞台となるのは、2020年代初頭の世界である。

パブリッシャーのJuvty Worldsは2月27日、インディースタジオThree Dotsが手がけるSFアドベンチャーゲーム『INTERPOINT』を発表した。プラットフォームはPCおよび海外PlayStation 4/Xbox Oneで、今春にSteamにて早期アクセス販売を開始したのち、2019年末にコンソール向けに発売する予定だ。

『INTERPOINT』の舞台となるのは、2020年代初頭の世界。Delta Laboratoriesという研究機関が、「Quantum Entanglement Device」と呼ばれる装置を開発する。これは、無数に存在するパラレルワールドへのポータルを開けることを可能にする装置で、主人公の科学者Harry G.は、この装置を利用して全人類に利益をもたらすことを目指す計画に参加する。ポータルをくぐった先でこれまでに発見されたのは、元いた世界をほぼ完全に複製したような世界、あるいは未知のモンスターが生息する超現実的な世界のどちらかばかりだったといい、計画を続ける中で事態は思わぬ方向へと展開していく。

本作のゲームプレイは一人称視点で進み、プレイヤーは「Photon Gun」を装備している。Photon Gunにはふたつの機能があり、まずは周囲のオブジェクトからエネルギーを吸収できることが挙げられる。たとえば、電球からその光を吸収したり、放射性物質が溜まっている場所からガンマ線を取り込んだり、あるいは研究機関内に存在するフォースフィールド(力場)も吸収可能だそうで、ほかにもさまざまなエネルギーを有するオブジェクトが登場するようだ。なおPhoton Gunには、エネルギーの種類や波長の長さなど示すモニタが備え付けられている。

Photon Gunのもうひとつの機能は、そうして吸収したエネルギーを放出し、何か別の形に変化させること。今回公開された映像でもエネルギーを吸収し、そして逆に放出する場面が確認できる。放出した先には、緑色に光る人の形をした物体が生成されているが、現時点ではこれがどのような意味を持つのかは不明。前述のモニタ情報によると、「Isolation Field」から得たエネルギーから生成しているようで、吸収したエネルギーによって生成物も変化するのだろう。本作にはパズル要素が用意されているとのことなので、それに何らかの形で利用することが予想される。一方で、これまでのところ敵が登場したり、それを撃ったりという要素は確認できない。

プレイヤーは、複雑に入り組む地下の研究施設から、ポータルをくぐってパラレルワールドへと冒険をおこないながら、目的の答えとなるものを探し求めていく。Steamのストアページにて公開されたスクリーンショットには、時代の異なる病院や海岸、森の中の一本道、あるいは地球とは異なるような場所が映し出されており、Photon Gunを活用しながらさまざまな環境を旅することになるようだ。その中では陰謀めいた奥深い物語が展開し、複数ある結末のいずれかに辿り着くのだという。

『INTERPOINT』は、現時点では英語とロシア語のみに対応する予定となっているが、販売元Juvty Worldsは、ほかの言語にも対応させ、より多くの人に楽しんでもらえるようにしたいとし、Steamにて協力者を募っている。本作を日本語に対応させたいと思う方は、同社にコンタクトを取ってみてはいかがだろうか。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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