リアルさ追求する動物園経営シム『Planet Zoo』PC向けに発表、日本語対応予定。テーマパークゲーム作りのスペシャリスト集団が手がける

Frontier Developmentsは4月24日、動物園経営シミュレーションゲーム『Planet Zoo』を発表した。『Planet Zoo』では、プレイヤーは動物園の作成や管理をおこないながら、動物の研究や管理もこなして種の繁栄に取り組むことになる。

イギリスのデベロッパーFrontier Developmentsは4月24日、動物園経営シミュレーションゲーム『Planet Zoo』を発表した。プラットフォームはPC(Steam)で、2019年秋に発売予定。Steamのストアページによると、本作は日本語表示に対応するようだ。

https://www.youtube.com/watch?v=naQ0acqONwg

『Planet Zoo』では、プレイヤーは動物園の作成や管理をおこないながら、動物の研究や管理もこなして種の繁栄に取り組むことになる。動物はライオンや象、熊、シマウマ、カバなどさまざまな種が登場。一頭一頭がそれぞれ思考を持ち、見た目も性格も異なる個体になるという。子供の動物はいたずら好きだったりなど、年齢による違いも表現されるようだ。プレイヤーは、そうした動物たちが暮らしやすい自然環境を園内に作成し、動物園の発展を目指す。

動物園の作成には高性能の建設ツールが提供される。来園者用の道を整備したり、土を掘って湖や川、洞窟を作ったり、あるいは地面を盛り上げて丘や山を作ったりといったことが簡単な操作でおこなえるとのこと。またユニークなテーマや100種類以上のパーツも用意されており、これらを利用しながら展示エリアや来園者向けエリアを整備し、独自の動物園を作るのだ。

動物たちは周囲の環境や動物同士の関係について敏感なため、こうした建設におけるプレイヤーの判断は大きな影響を与えることになる。快適でいるのか、あるいはストレスを抱えているのかなど、欲求を汲み取りながら最適な環境を探っていくことになりそうだ。同時に、来園者の満足度にも気を配らなければならない。なお、作成した自然環境や風景、あるいは動物園全体は、Steam Workshopを通じてほかのプレイヤーとシェアすることも可能である。

最優先すべきは動物たちの快適な生活と保護である。そのためには動物園の整備に加え、新たな技術の研究、また動物が産んだ子を育ててまた次の世代へと遺伝子を伝えていく手助けもおこなわなければならない。園内で繁殖させた動物は、自然界に戻すこともできるとのことだ。ゲームモードには、地球規模で展開するキャンペーンモードと、自由にプレイできるサンドボックスモードが用意される。

開発元のFrontier Developmentsは、『Planet Coaster』や『Jurassic World Evolution』などシミュレーションゲームを多く手がけることで知られ、過去には本作の同じ動物園経営シミュレーションゲーム『Zoo Tycoon』に携わったこともあった。テーマパークゲーム作りのスペシャリスト集団と表現しても差し支えないだろう。今回の発表の中で同スタジオのCCO Jonny Watts氏は、本作の開発には、同スタジオがこれまで手がけた作品から学んだ上で、独自性はもちろん、豊富なマネジメント要素や制限のないクリエイティブ要素、またコミュニティ内での共有要素などを擁し、現代的な価値のあるものに仕上げるよう注力していると述べる。同スタジオとして最高のシミュレーションゲームにするとの意気込みも語っており、どのような作品となるのか続報が注目される。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

記事本文: 6886