空中都市運営SLG『Airborne Kingdom』発表。空に漂う都市はユートピアかディストピアか

インディースタジオThe Wandering Bandは2月19日、『Airborne Kingdom』を発表した。『Airborne Kingdom』は、上空にうかぶ都市を運営するシミュレーションゲームだ。

インディースタジオThe Wandering Bandは2月19日、『Airborne Kingdom』を発表した。対応プラットフォームはSteam(Windows/Mac)。発売時期は未定であるものの、2020年の発売を目指して開発されているという。

『Airborne Kingdom』は、都市運営シミュレーションゲームだ。街を運営し大きくしていくことを目指すが、その街は“砂漠の上空”にある。荒廃した砂漠の上空に、拠点が作られた。この空中都市を運営していくのが、本作の目的となるようだ。都市運営にあたっては、人々が暮らせる環境を築きあげていく。プレイヤーは家を建て、食料を集め、安全を確保し、部族を育てる。都市を浮遊させながらもリソースを確保し、一方で砂漠に埋まった失われたテクノロジーを探すのだ。

『Airborne Kingdom』は、都市運営に加えて探索を特色としている。都市に暮らす人々の衣食住を提供しつつ、砂漠を探索し新たな人々を招き入れる。人を増やしつつも、生産のチェーンを確立することも重要だ。新たな部族と出会えば、物々交換をすることも可能。交流を介して新たなテクノロジーを見つけることもあり、設備や技術が充実するだろう。都市を浮遊させる一方で、砂漠から知識や資源を得ていくことが、本作の鍵となる。

砂漠は自動生成され、遊ぶたびにプレイ体験が変化するという。風船を使った船隊の宗教都市をつくるか、両翼ではばたく巨大な娯楽都市を形成するか、もしくは蒸気技術を用いて未知への探求を続けるか。生活レベルを下げて人々に負担を強いるか、もしくは多くの喜びを与えるか。どのような空中都市をつくるかは、プレイヤー次第だ。

本作の手がけるThe Wandering Bandは、かつて『Dead Space』シリーズなどを手がけたVisceral Gamesのスタッフ数名を中心に設立されたスタジオだという。中心人物であるBen Wander氏は、『A Case of Distrust』を手がけるなどインディーゲームの制作実績もあり。Polygonによると、本作は『Anno』シリーズや『Frostpunk』、『Sunless Skies』や『FTL』に『80 Days』など、サバイバル要素もある傑作シミュレーションの多くから影響を受けているとのこと。美しいビジュアルが目を引くが、影響を受ける作品のリストをみると、なかなか過酷なサバイバル要素が導入されそうだ。

『Airborne Kingdom』は、Steam向けに2020年リリースを目指し開発中だ。

Ayuo Kawase
Ayuo Kawase

国内外全般ニュースを担当。コミュニティが好きです。コミュニティが生み出す文化はもっと好きです。AUTOMATON編集長(Editor-in-chief)

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