ダークファンタジーRPG『Darkest Dungeon 2』正式発表、前作を超える過酷な冒険が待ち受ける
『Darkest Dungeon(ダーケストダンジョン)』で知られるRed Hook Studiosは2月19日、同作の続編『Darkest Dungeon 2』を正式発表し、極寒の地を行く以下のティザー映像を公開した。暗いダンジョンに潜っていく前作とはまた異なる、過酷な冒険がヒーローたちを待ち受ける。発売時期は未定。前作と同様、まずは早期アクセスプログラムを使ってゲームを配信する予定とのことだ。
『Darkest Dungeon 2』のゲーム詳細はまだ謎に包まれているが、PC Gamerにていくつかの情報が明かされている。まず新作でも『Darkest Dungeon』と似た戦闘システムが採用され、登場キャラクターとしてもティザー映像にて、荒れくれ者、墓荒らし、没落者、重騎兵、ペスト医師、追い剥ぎというお馴染みのクラスのヒーローたちの姿が確認できる。
ただし、戦闘のゲームメカニックやプレゼンテーションは前作から大幅に改良されるとのこと。さらに前作とは「全く異なるメタゲーム構造をつくりあげることに注力している」といい、前作がひとつの街に拠点を構えてダンジョンに潜っては街に戻る構造を取っていたのに対し、『Darkest Dungeon 2』では過酷な「旅」を乗り越えていくことになると語られている。固定の拠点ではなく、ヒーローたちと一緒にさまざまな地を移動し続けることになるのかもしれない。
『Darkest Dungeon』は主に5人のスタッフで開発していたが、スタジオの規模は現在14人にまで増え、さらに今後1年半にかけて20人にまで増員する予定。またナレーションを担当したWayne June氏、楽曲コンポーザーStuart Chatwood氏といった、オーディオ面で前作の世界観づくりに貢献したメンバーも続投される。
前作『Darkest Dungeon』は2015年にSteamでの早期アクセス販売が開始されたのち2016年に正式リリース。150万本以上を売り上げるヒット作となり、2018年8月には日本語版がPlayStation 4/PlayStation Vita/Nintendo Switch向けに発売された。あわせてSteam版も日本語に対応している。
前作は職業・スキルの異なるヒーローを街で雇い、4人パーティーを編成し、プレイするたびに構造が変化するダンジョンに潜りモンスターとのターン制バトルを繰り広げる過酷なダークファンタジーRPGとして人気を博した。過酷なダンジョンに挑む最中には、モンスターからの攻撃を受けたり、ダンジョンを照らす松明の火が小さくなったり、空腹になったりと、さまざまな理由でストレスが蓄積されていく。
このストレス管理や、ダンジョンに潜ることで増えていく奇癖といった思わぬ障壁を乗り越えながら、最難関のダーケストダンジョンを目指すのだ。街でヒーローの配列・構成を考えたり、武器を強化したり、酒場や修道院でヒーローたちのストレスを解消したりといったと準備を整えてはダンジョン探索に出かけるというゲームプレイループになっている。
なお前作『Darkest Dungeon』は2月23日までSteamにて75%オフのセールを実施中。通常価格2480円のところ620円で販売されている。