毛糸キャラクターの協力パズルアクション『Unravel Two』Nintendo Switch版が発表、3月22日に発売へ

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Electronic Artsの日本法人は2月19日、『Unravel Two』のNintendo Switch版を3月22日に発売すると発表した。本作のNintendo Switch版は、2月14日に任天堂が放送した海外向け「Nintendo Direct」の中で発表されたが、国内向けの放送では取り上げられておらず、今回日本向けに正式発表した形だ。

『Unravel Two』は、スウェーデンのインディースタジオColdwood Interactiveが手がけるパズル・アクションゲームで、2016年発売の『Unravel』の続編だ。2018年のE3に合わせて開催されたEAのプレスカンファレンスにてPC/PS4/Xbox One向けに発表され、即日配信開始された。それから9か月を経てNintendo Switch向けにも発売される。

本作の主人公は、毛糸でできた小さなキャラクターのヤーニー。前作から引き続き、1本の毛糸を繋いで旅をしていたようだが、荒れた海に船から投げ出されてしまう。そして、どこかの島に漂着したヤーニーは同じ境遇の別のヤーニーと出会い、切れてしまったお互いの毛糸を繋ぎ合わせて一緒に旅をすることに。本作はこの2体のヤーニーを操作するローカル2人協力プレイゲームとなっており、1人でプレイする場合は操作するヤーニーを切り替えて交互にアクションさせる形となる。また2体のヤーニーは、おんぶするような形で合体できる。必要な時だけ切り離せばよく、1人プレイでもスムーズなゲーム進行が可能だ。

ステージには、3Dグラフィックで写実的に描かれる森や洞窟、住宅や工場などさまざまな環境があり、横スクロールで進んでいく。ジャンプアクションでギャップを越えたり、投げた毛糸を引っ掛けてスイングしたり壁をよじ登ったり。その中で、ヤーニーたちに力を合わせるよう求められる場面が数多く用意されている。たとえば片方のヤーニーに足場となるものが動かないよう押さえておいてもらい、それを利用してもう片方のヤーニーが先行して難所を越え、そして下のヤーニーを引っ張り上げて合流したり。あるいは2体を繋ぐ毛糸を利用し、片方が足場からぶら下がりスイングして先の足場へと先行しテイクなどの場面もある。

そのほか、2つの支点に毛糸を渡して橋を作ったり、オブジェクトを引っ張ってきたりなど、毛糸と周囲の環境を活かしたアクションが数多く用意されている。ステージによっては触れるとミスになるトラップや、敵となる動物や奇妙なキャラクターも登場し、困難を乗り越える中でこの世界に生きる人々にまつわる物語が紐解かれていく。

開発元Coldwood Interactiveは、『Unravel Two』はNintendo Switchにピッタリだと思っていたそうだが、開発を始めた当時はまだNintendo Switch自体が発表されていなかった。また、利用しているソニー・インタラクティブエンタテインメント製ゲームエンジンPhyreEngineはNintendo Switchを公式にサポートしておらず、Coldwood Interactiveは本作のために大幅にカスタマイズを施しており、本作のビジュアルクオリティと60fpsを維持しながらNintendo Switchに移植することの困難さもあったという(GamesIndustry.biz)。今回、そうした問題がクリアできたということのようだ。前作『Unravel』はNintendo Switchでは発売されていないが、同プラットフォームの協力プレイゲームとの相性の良さは言うまでもなく、『Unravel Two』から始めても十分に楽しめるだろう。
【UPDATE 2019/2/20 14:00】
記事初版にて、「ソニー・インタラクティブエンタテインメント製ゲームエンジンPhyreEngineが昨年1月にNintendo Switchに対応した」と記述しておりましたが、正しくは「PhyreEngineはNintendo Switchを公式にサポートしておらず、Coldwood Interactiveが本作のために大幅にカスタマイズを施した」でした。訂正し、誤った情報を記載したことをお詫び申し上げます。

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