『Anthem』のオリジナル短編実写映画「Conviction」公開。映画「第9地区」の監督が、ゲームの数十年前の物語を描く

『Anthem(アンセム)』を原作とするオリジナル短編実写映画「Conviction」が公開された。「第9地区」や「エリジウム」「チャッピー」などの監督・脚本を務めたニール・ブロムカンプ氏とのコラボ作品。『Anthem』の広大な世界を再現しながら、ゲームが始まる数十年前を舞台にした物語が描かれる。

映画「第9地区」や「エリジウム」「チャッピー」などで監督・脚本を務めたニール・ブロムカンプ氏の制作スタジオOats Studiosは2月15日、Electronic Arts/BioWareの新作アクションRPG『Anthem(アンセム)』を原作とするオリジナル短編実写映画「Conviction」をYouTubeにて公開した。

『Anthem』の舞台は、神々による創造が不完全に終わった世界だ。創造の賛歌(Anthem)を紡いだ神々は、創造の奏具を世界各地に残したまま消え、その力を得ようとさまざまな勢力がしのぎを削る。そうした中、要塞都市フォート・タルシスで暮らす人類は、生き残る術としてジャベリン・エグゾスーツを作り上げ、これを纏うフリーランサーに人類の命運が託された。今回公開された「Conviction」では、ゲーム本編のストーリーの数十年前を舞台にした物語をおよそ4分弱の映像で描いている(日本語字幕対応)。

『Anthem』は2017年のE3にて初めて披露され、これを見たブロムカンプ監督は「とてもクールだ」とツイート。これに対してBioWareは、感謝の言葉と共に「第9地区」の大ファンであると返しており、このやり取りをきっかけに両者のコラボレーションがスタートしたという。ブロムカンプ監督とゲーム作品との関わりでは、2007年発売の『Halo 3』にあわせて公開した実写ショートフィルム「Halo Landfall」を手がけた経験もある。また同監督というと、リアルなVFXとそれを現実世界に溶け込ませる手法が特徴のひとつ。「Conviction」においては、ジャベリンにて大自然を飛び回り戦う『Anthem』の世界観との相性の良さが感じられ、興味深い物語に触れられる。

『Anthem』は、PC/PS4/Xbox One向けに2月22日に発売予定だ。なお、Origin Access Premier加入者は一足早い2月16日午前0時からPC向け製品版をプレイ可能。当初は2月15日からと案内されていたが、EA Japanより訂正された。また、Origin Access BasicおよびXbox One向けEA Accessの加入者は、同日から計10時間の先行プレイが可能となる。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

Articles: 6792