『バイオハザード RE:2』にタイラントのBGMを変更するModが登場。そのほか、固定カメラや一人称視点操作化を目指す多彩なユーザーModが開発中

 

Steamで配信されているPC版『バイオハザード RE:2』について、タイラント(通称、ミスターX)のテーマ曲を、ラッパーDMXのヒット曲「X Gon’ Give It To Ya」に置き換えるユーザーModが登場。ModderのDJ Pop氏が作成したもので、海外メディアのPC GamerVG247などが報じている。

タイラントは、1998年に発売されたオリジナル版『バイオハザード2』にも登場した敵キャラクター。リメイク版となる『バイオハザード RE:2』にてその存在感を大幅に強めており、海外では大喜利的なネットミームの材料としても活用され始めている。その中でも、レオン/クレアがミスターXに襲われるシーンでラッパーDMXのヒット曲「X Gon’ Give It To Ya」を流すパターンが話題に(関連記事)。ミスターXというタイラントの通称名と、90年代後半~00年代前半にかけてプラチナアルバムを連発したラッパーDMXおよび「X Gon’ Give It To Ya」の歌詞をかけたものだ。そのネットミームを、Modとしてそのまま採用したわけである。

DJ Pop氏の「X Gon’ Give It To Ya Mod」を導入すると、タイラント登場時に流れる楽曲「Black Impact」が「X Gon’ Give It To Ya」に置き換わる。具体的には警察署、孤児院、下水道上層、研究所(温室)でのタイラント登場時に流れる曲が該当する。

発売から3日間で世界累計出荷本数300万本を突破した人気タイトルだけあって、本作ではMod制作が活発。PC版『バイオハザード RE:2』のユーザーMod界隈では、オリジナル版の固定カメラ操作を再現しようと試みる動きや、一人称視点モードを追加するModの開発が進められている。固定カメラ操作はModderのEnveloping Sounds氏が制作中のもので、その開発状況は氏のYouTubeチャンネルにて確認できる。現状はいくつかのエリアで検証が進められているものの、ライティングが暗すぎて実現が難しいエリアも存在すると、氏は述べている。また本作の銃撃システムは三人称視点操作を前提としているため、固定カメラ操作に切り替える上では、銃撃自体の調整が必要になってくるという。一方、ModderのPraydog氏が開発中の一人称視点Modは、現在ベータ版が公開中だ(DSOGaming)。

そのほかにもModderのCrazy Potato氏が、ゲームのUI/ロゴをオリジナル版『バイオハザード2』風にするModを公開している(Resident Evil Modding Forum)。本作においては、カメラ視点やUIの変更など、オリジナル版『バイオハザード2』に近づけるModに注目が集まっているようだ。