『バイオハザード RE:2』のタイラント「ミスターX」が、海外コミュニティで面白がられる

バイオハザード RE:2』に登場するタイラント(通称:ミスターX)が、SNSやRedditにてひとつのネットミームとなりつつあり、その様子を海外メディアのPCGamerPCGamesNなどが報じている。

『バイオハザード RE:2』は、1998年に発売された『バイオハザード2』のフルリメイク作品。2019年1月25日にPlayStation 4/Xbox One/PC向けに発売された本作は、1月28日時点ですでに全世界出荷が300万本を突破していると報告されており、イギリスのパッケージ版を対象とした週間チャートでも初週1位と好スタートを切っている。

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同作はオリジナルのエッセンスを残しつつも、最新の開発環境を生かして現世代機向けに一からつくり直した作品。『バイオハザード7』でも使用された「RE ENGINE」による高精細かつフォトリアルなグラフィック、7.1.4chに対応したドルビーアトモスやバイノーラル技術を駆使したリアルタイムの音像変化などを用いたサウンドデザインにより、グレードアップした恐怖体験を追及。ビハインドビューへの変更、パズル・マップ構造・キャラクターのセリフなどの刷新により、オリジナル版を遊びこんだプレイヤーでも新鮮な感覚で遊べる作品として生まれ変わっている。単なるリメイクではなく「リイマジン」作品として、隅々まで再考されているのだ。

そうした「リイマジン」の対象としてオリジナル版から大きく変わったのが、先述したタイラントのミスターXである。オリジナル版『バイオハザード2』の裏編で登場したT-103型タイラントは、天井や壁から思わぬタイミングで乱入してきてはプレイヤーを追い回す厄介な存在であった。ただでさえ悪夢のような敵キャラであるが、リメイク版では登場機会から性能までパワーアップしている。

たとえば、オリジナル版ではタイラントと敵対するのは裏編だけであったのに対し、リメイク版ではA・Bシナリオの両方で登場する。また逃げようと思っても扉を開けて追いかけ続けてくるように、『バイオハザード3』の追跡者に近い仕様に変わっている。リメイク版では、この得体の知れないミスターXから逃れつつパズルを解いていくという、落ち着いてはいられない緊迫した状況を何度も体験することになる。トレンチコートと帽子で身を覆う屈強かつ威圧感のある巨体、見事なサウンドデザインにより迫り来る恐怖を増幅する足音。攻撃や移動速度も上がっており、このタイラントがトラウマとなったプレイヤーも少なくないのではないだろうか。SNS上にも、タイラントに追跡されたプレイヤーからの恐怖体験が無数に投稿されている。

一方で、あまりに強烈なインパクトを残していることから、大喜利的なネットミームの材料として使われるようになるのも不思議ではないだろう。一番わかりやすい使用例は、レオン/クレアがミスターXに襲われるシーンでラッパーDMXのヒット曲「X Gon’ Give It To Ya」を流すパターン。Redditでは、ミスターXに追われている間「X Gon’ Give It To Ya」を流すmodを作ってみてはどうかと提案する声もあるほどだ。

また、レオン/クレアとミスターXの関係性を、現実世界のメタファーとして表現する画像・動画も確認されている。「レオン:友達と楽しく過ごしている自分。ミスターX:不安」「レオン:田舎のマクドナルド(深夜1時)。ミスターX:コーラを単品で頼みにきたボク」といった具合だ。扉を開けて追ってきたミスターXを見てUターンする動画に、「レオン:自分。ミスターX:責任」というラベルをつけたものもあり、こちらは海外IGNのTwitterアカウントも応用して使っている。

本稿で取り上げたもの以外にも、Twitterや、Redditの『バイオハザード』subredditにて頻繁にネタにされているミスターX。一級品の恐怖と笑いの両方を届けてくれる、新しいスターが誕生しようとしているのかもしれない。

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