惑星探索オープンワールド『ASTRONEER』正式リリース。友人と未知の惑星を開拓する冒険に出かけよう

インディースタジオSystem Era Softworksは2月6日、PC(Steam/Humble Store/Microsoft Store)およびXbox One(Xbox Game Preview)向けに早期アクセス販売をしていた『ASTRONEER(アストロニア)』を、正式リリースした。『ASTRONEER』は2016年12月に早期アクセス配信開始されたサンドボックス型のオープンワールドゲームである。

正式リリースにあたっては、Terrain 2.0システムが導入された7つの未知の惑星が登場。これらの惑星では、未知のバイオームや地形が確認できる。キャラクターカスタマイズも拡張され、より自分らしい宇宙飛行士を演出可能になった。そのほか新たなモジュールや乗り物が追加された。オープニングムービーが導入され、チュートリアルも改善がはかられている。UIも刷新されており、マルチプレイへのアクセスがより容易になった。ゲームを起動すればすぐその変化に気付くことだろう。ただ、1.0アップデートにおける詳細なパッチノートなどは正式公開されていない。「正式リリースに際して告知する」と発表されていたので、細かくアップデート内容を確認したい方は、さらなる情報公開を待つ必要があるだろう。なお近日中のアップデートにより、PCおよびXbox Oneのクロスプレイも本格導入され、これまで最大4人までだったマルチプレイは8人同時に楽しむことが可能となる。

『ASTRONEER』は、惑星探索オープンワールドゲームだ。舞台は25世紀、ゴールドラッシュの時代。プレイヤーは、一攫千金を得るため、見知らぬ惑星へと着陸する。ツールを用いて地形を変化させ資源を採取したり、施設を建てたり、洞窟を探索しながら惑星を開拓していくわけだ。本作は日本語に対応しているほか、オンラインマルチプレイも可能で、友人と共に拠点の作成や探索を楽しめる。なお本作は、危険植物などは存在するものの、動的な「敵」が登場しないことも特徴である。

『ASTRONEER』は、UE4を用いて描かれるかわいらしくも美しいグラフィックやユニークなUI、カジュアル寄りなサバイバルゲームデザインなどが好評を博し、早期アクセス販売されてからすぐにヒットタイトルの仲間入りを果たした。2年3か月をかけて早期アクセスおよび開発が進められ、本日ついに正式リリースに至った。

ただし、その道程は順調ではなかった。早期アクセス配信開始から半年も経たない2017年3月に、System Era Softworksの共同設立者であり、本作のキュートな3Dアートを制作していたPaul Pepera氏が急逝。ヒットを受けて人員の拡大を試みていた小さなスタジオは、予期せぬダメージを受けた。早期アクセス配信開始当初は、農業や建築といったゲームの規模を大きく拡張するアップデートを目標にしていたものの、結果的にはバグの改善や既存システムの見直しなど、追加コンテンツではなくゲームのベースの見直しに終始することになり、コンテンツ不足を指摘する声にうまく対応できない状態であった。ただし、モジュールシステムを刷新したのち、コンテンツ追加という課題に本格的に取り組んだ。12月に予定していた正式リリースは2月頭まで引き伸ばされ、開発が進められた。

結果的に、早期アクセス配信開始時と比べ、新たな遊びを提供するような大規模コンテンツの追加は果たされなかったものの、着実に完成度が高められ正式リリースに至った。Trelloのロードマップを示したボードには、正式リリース後の追加コンテンツとしてクリエイティブモードや天候イベントの追加、Modサポートや、農業および大規模な作業自動化システムの導入、家システムの導入が計画されている。ただこのTrelloボードのポストローンチコンテンツの項目は半年以上更新されておらず、オフィシャルな発表もされていないので、あまり期待しないほうがいいだろう。

スケール拡大こそされなかったが、本作は魅力あふれる作品である。未知の惑星で、友人と開拓生活をするのは純粋に楽しいものだ。グラフィックやUIは他作品と一線を画しているほか、敵が登場しないこともあり、よりカジュアルに楽しめるゲームでもある。今は、紆余曲折を経ながらも正式リリースに至った『ASTRONEER』とSystem Era Softworksを祝福したい。『ASTRONEER』は、PC(Steam/Humble Store)/Xbox Oneにて定価2980円(Xbox One向けには2950円)で販売中だ。

ニュース

Indie Pick

インタビュー

レビュー・インプレ

Devlog