実在する「未解決事件」を題材にした雪山ホラー『Kholat』Steamにて期間限定で無料配布中。日本語対応
Steamにて現在、『Kholat』が無料配布中だ。1959年にソ連のウラル山脈で、9人の若者が謎の死を遂げたという「ディアトロフ峠事件」という実在する未解決事件を題材にしたホラーゲームである。
Steamにて現在、『Kholat』が無料配布中だ。配布期間は、日本時間2月5日午前2時まで。ストアページにて「ゲームをインストール」をクリックし、ライブラリに追加すれば、配布期間終了後もゲームをプレイできる。ゲームの定価は2080円。なおゲームは、日本語に対応している。
『Kholat』は、一人称視点で展開される3Dホラーゲームだ。1959年にソ連のウラル山脈で、9人の若者が謎の死を遂げた「ディアトロフ峠事件」という実在事件を題材にした作品となっている。9人の若者たちは、なぜ極寒の地にてテントを内側から破壊して飛び出し、凍死したのか。なぜ一部の女性は、眼球や舌を失っていたのか。なぜ衣服には放射線が付着していたのか。多くが謎に包まれたこの事件の影響を受け、さまざまなインスパイア作品が生まれたが、本作もそのひとつである。
プレイヤーは、道のない地図とコンパスを手がかりに、探索を進めていく。自分がどこにいるのかも把握しづらい孤独の環境で、幻聴や幻視に悩まされながらも、調査レポートおよび資料を集める。断片的な情報を集め、怪奇事件に背景にあったフィクションとノンフィクションが混ざった物語を解明するのだ。
『Kholat』は、手探り感の極めて強い探索が賛否両論分かれる一方で、Unreal Engine 4によってもたらされた、美しく恐ろしい雪山探索体験は一定の評価を獲得している。2016年12月に、日本語に対応したことにより資料の解読などがしやすくなったところも嬉しいポイント。まだまだ寒い日が続くが、この週末は雪山と戦慄でさらに凍えてみるのもいいだろう。
『Kholat』は、2月5日2時までSteamストアページにて無料配布中だ。