ゲームスタジオBrain Stoneは本日2月1日、『PANTROPY』をSteamにて早期アクセス販売開始した。価格は2050円で、2月8日までは1845円で購入可能。早期アクセス期間としては、2019年の第4四半期までに正式リリースする計画だという。
『PANTROPY』は、SF世界を舞台にしたサバイバルFPSだ。多人数参加型の、協力あり対戦ありのマルチプレイゲームとなる。プレイヤーは未知の惑星にて、襲い来るエイリアンに立ち向かわなければならない。天然資源を集め、クラフトし、武具を充実させ、乗り物を作り出し、建物を築き拠点を構える。そしてその建物の防衛施設を充実させ、エイリアンの奇襲から守るのだ。本作は「スキルベース」なサバイバルFPSとなっており、反射神経と射撃技術をもってエイリアンを撃退する必要がある。しかし倒すことがすべてというわけではなく、リソース集めに勤しんだり、採掘ステーションの運営に専念するといった遊び方も許容されている。
惑星はエリアによってその特色が異なる。さまざまなエリアが広がっており、複数のバイオームが存在する。初期位置は惑星の“外側”。中心部にいくほど敵は手強くなるが、価値の高い資源やアイテムが眠っている。まだ装備の整わない状態であれば、そんな強力なエイリアン達の住まう生息地を横切っていくことは困難。クエストをこなしながら着々と力をつけて、徐々に中央に向かっていこう。もしくは、マルチプレイタイトルということもあり、友人に頼るのもよいかもしれない。
本作において、クラフトできるものは幅広い。アイテムから、プレイヤーのアビリティを強化するギアに建物、そしてロボット。ロボットは一人乗りだけでなく、複数人搭乗可能なものから、空を飛ぶものまである。拠点に置いて出撃に備えよう。拠点は前述したように、防衛設備を設置しなければ奇襲にあうので注意が必要。ログアウトをしている間に拠点を侵略されることはない。ただし、放置しておくと建物は“経年劣化”していくので、定期的なログインが求められる。
マルチプレイゲームのシステムとしては、ランクシステムや評価システム、賞金首システムが存在している。評価システムの導入にあわせて、「監獄島」なる場所が用意されている。蛮行を繰り返し一定以下まで評価が落ちると、監獄島に送られ肉体労働を強いられる。労働を続け“借金”を返すか、友人が助けに来てくれるまで、閉じ込められる形だ。過酷なサバイバル環境がある一方で、できるだけ気持ちよくプレイできるように配慮されているとのこと。
『PANTROPY』は、これまでクローズドな形式でテストを続けており、基本システムは構築できつつある。早期アクセス版配信開始時点では、40平方キロメートルのマップが用意されており、10の武器と4のロボット、8匹の敵が実装済み。マルチプレイは、最大64人まで対応。派閥システムも稼働している。早期アクセス期間中には、マップにさらなるコンテンツを追加し、ロボットや武器も増加予定。バランス調整も並行して進めていきつつ、プレイヤーのフィードバックを受けていくという。
Steamフォーラムに出ているそのほかの情報としては、現時点で非対応のパッドは後日対応する予定があるかもしれないとのこと。また、三人称視点の実装は考慮されていないという。また、現時点でリクエストの多いシングルプレイモードについては、現在開発中であり、早期アクセス期間中の実装を予定しているようだ。
2度のKickstarterキャンペーンと長きにわたるテストなどにより、発売時期を伸ばし、長期間にわたり藻掻きながらも開発が続けられてきた『PANTROPY』。発売開始されたばかりということもあり、技術的な問題も多く報告されているが、様子を見つつも手を出してみるのもいいかもしれない。