『PUBG』での、さっきのキルシーンはTwitchではどう映っていたか?実況者を通じてリプレイを見られる「PUBG Report」配信中
バトルロイヤルゲーム『PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS』(以下、PUBG)の開発元PUBG Corporationは1月29日、一般に無料で公開している本作のAPI「PUBG API」を利用したサードパーティアプリ「PUBG Report」を公式サイトにて紹介した。
「PUBG Report」は、Trials Reportというチームが開発したアプリで、過去には『Destiny』シリーズのプレイヤー戦績を確認できるアプリも手がけているようだ。Web上で利用できる「PUBG Report」の機能はというと、Twitchを通じてゲームプレイを配信しているプレイヤーが誰かを倒した、あるいは誰かに倒された状況を確認できるというもので、「PUBG Report」サイトにてユーザー名を検索すると当時の状況がヒットする。
上の画像は、多くのフォロワーを持つ実況配信者WackyJacky101氏を検索した結果で、緑色の枠で表示されているのは、本作をプレイ中にWackyJacky101氏に倒された当時Twitch配信していたプレイヤー。赤色の枠で表示されているのは、逆にWackyJacky101氏を倒した配信者だ。具体的にどの武器を使い、どれくらいの距離から撃たれた・撃ったのかも表示される。
そして各ユーザー名をクリックすると、その当時のTwitch配信映像のアーカイブが表示されるという仕組みだ。数10秒ほど遡った時点から再生されるため、どういった状況にあったのかがつぶさに確認できる。相手のプレイヤー(この場合はWackyJacky101氏)も当時同じくTwitch配信していたならその映像も同じページに表示され、逆の視点からの状況も確認できるようになっている。もちろん、その前後のゲームプレイをそのまま続けて視聴することもできる。
キルカメラという意味では標準のリプレイ機能で事足りるかもしれないが、Twitchと連携して当時の映像を呼び出す点はユニークだ。自分の試合について検索してみると、相手は有名配信者だったなんて出会いがあるかもしれないし、気になる配信者の過去の試合を検索するためなどにも使える。検索時には、4文字以上入力すると候補のユーザー名が表示されるため、正確に覚えていなくても見つけられる可能性はある。
なお、「PUBG Report」にて検索できる試合は過去14日分まで。あくまでTwitchに映像が存在することが前提のため、配信していなかったりアーカイブが削除されればヒットしない。また反映に少し時間がかかるため、直前の試合についてヒットしない場合もあるかもしれないとしている。現在はPC版のプレイヤーのみを対象としているが、今後はPS4/Xbox One版のプレイヤーも検索可能とし、さらにTwitchだけでなくMixerでの配信映像にも対応する予定だという。一方『PUBG MOBILE』のプレイヤーについては、PUBG APIがサポートしていないため対応は難しそうだ。
PUBG Corporationは、こうしたPUBG APIを利用したサードパーティアプリを公式サイトにて紹介しており、「PUBG Report」のほかにもプレイヤーの戦績を確認したりランキング化したり、あるいはリプレイの共有やヒートマップを表示するなどのアプリが開発・提供されている。興味のある方はチェックし利用してみてはいかがだろうか。