SFローグライクFPS『Genesis Alpha One』販売開始。宇宙船を拡充し、乗員にエイリアンのDNAを組み込みながら、新天地を目指す

 

ドイツのインディーデベロッパーRadiation Blueは1月29日、『Genesis Alpha One』をPC(Epic Gamesストア)、および海外PS4、XBox Oneにて販売開始した。価格は3,399円となっている。

本作は建築とサバイバル要素を持つ、ローグライクFPSだ。舞台となるのは、戦争と権力腐敗、そして深刻な環境汚染により人類が壊滅寸前となった未来の世界。プレイヤーは、人類最後のDNAを新天地へと送るために建造された宇宙船“USS Genesis”の船長となり、乗員たちと共に探索の旅へ出ることになる。

探索の舞台となる宇宙は複数の宙域から構成されており、プレイ毎に自動生成される。各宙域には惑星やスペースデブリなどが点在しており、宙域間をワープドライブで転移しながら旅を続けていく。時にスペースデブリを漁り、惑星を探索して貴重な資源を回収。船や装備の拡充を計る。一方で、あらゆる手段を用いて船へ寄生しようと試みるエイリアンたちを撃退。奪ったDNAや生物資源で乗員を強化、あるいはクローンを産み出しながら、人類の楽園となる惑星を探すのだ。

この苛酷な旅において、最も重要なのは資源である。船へのモジュール増設、武器、弾薬の生産。乗員の強化やクローン生成、はてはワープドライブの燃料など、あらゆる場面で資源は消費されていく。惑星の探索や、スペースデブリの回収を行わねば、新天地を求める旅は、志半ばで終わりを迎えることになるだろう。だが、回収した資源の中にエイリアンが潜んでいることもあるため注意が必要だ。

エイリアンたちはひとたび侵入を許せば、船を構成する各モジュールの床下へと巣をつくり、その驚異的な繁殖力をもって増殖していく。放置すると、やがて船の各部へのエネルギー供給装置を破壊して自壊へと導いたり、乗員を襲うことだろう。そうなる前に、定期的な床下パトロールや、タレットを設置しての防衛強化を行っていこう。常に危険に備え、乗員を守るのも船長の仕事なのである。

船の拡充は、クローンラボやグリーンハウスといった多彩なモジュールを生産して既存のモジュールに連結することで行う。エレベーターを設置すれば、船に階層構造を持たせることも可能だ。とはいえ、あまりに複雑な構造にすると、船内の移動はもちろん、パトロールも困難を極める。船長のデザインセンスが問われる場面である。

船の機能拡張に役立つ新たなモジュールや、乗員の火力強化につながる武器の設計図などは惑星の探索でまれに手に入る。エイリアンと戦闘になることもあるが、倒すことができれば、クローン強化や新たな人種の誕生に必要となる生物資源、DNA情報なども入手可能だ。発見した武器、産み出した人種などは、一部を次回のプレイへと引き継ぐことができるため、積極的に探索へと出かけよう。

建築、防衛、探索とさまざまな要素を取り入れた野心作ともいえる『Genesis Alpha One』。DNA操作という禁忌を犯し、人の姿すら失いながらも、新天地を目指す旅は続く。果たして人類の新たな故郷を見つけ出すことは出来るのか。すべては船長たるプレイヤーに託されている。興味を持たれた方は、ぜひチェックされてみてはいかがだろうか。