最大4人で力を合わせて進む西遊記アクション『Unruly Heroes』PC/Xbox One向けに国内発売。Nintendo Switch/PS4版も後日配信

フランスのインディースタジオMagic Design Studiosは1月23日、『Unruly Heroes』をPC(Steam/Windows 10)/Xbox One向けに国内発売した。本作は横スクロールで展開するアクションゲームで、最大4人での協力プレイに対応している。

フランスのインディースタジオMagic Design Studiosは1月23日、『Unruly Heroes』をPC(Steam/Windows 10)/Xbox One向けに国内発売した。価格はいずれも2200円で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作は、日本でも馴染み深い中国の小説「西遊記」をテーマにした、協力プレイ対応のアクション・アドベンチャーゲームだ。

本作の世界は聖なる経典によって均衡が保たれていたが、ある時その経典が引き裂かれ、風に乗って国中に散らばってしまった。そして、それにより各地には恐ろしい怪物が現れ、世界は争いと混沌に包まれていく。この危機を救うため、三蔵・悟空・八戒・沙和尚の4人は、経典の断片を集めるべく西方への旅に出る。

本作は横スクロールで展開するアクションゲームで、最大4人での協力プレイに対応している。4人のキャラクターはそれぞれ異なる特徴を持っており、まず攻撃手段としては、三蔵は宙に浮かんだ珠を操り、悟空は如意棒、八戒は槍、そして沙和尚は己の拳で戦う。弱攻撃では連打するだけで気持ちよくコンボが繋がり、一方の強攻撃は隙が大きいものの、前方への強力な範囲攻撃をおこなう。本作では多くのザコ敵を一度に相手にする場面もあるため、状況によって使い分けると良いだろう。

ステージでは敵と戦いながら、足場を飛び越えたりパズルを解くなどしながら進み、最後に待ち受けるボスを目指す。その過程では特定のキャラクターの特徴を活かして突破口を見出す必要があり、たとえば三蔵と八戒は、悟空や沙和尚のように2段ジャンプはできないものの基本のジャンプが高く、さらに滑空することが可能。これにより、三蔵を使って大きなギャップを飛び越え、その先にある仕掛けを動かして、ほかのキャラクターが通れるルートを解放するといった連携に活かせる。

そのほかにも、悟空の如意棒を伸ばして橋にしたり、お腹を大きく膨らませて浮かぶ八戒に皆が乗って移動したり、あるいは封印された壁を沙和尚の能力で破壊したりといった特殊能力を活かす場面もあり、本作では4人が力を合わせて冒険することにフォーカスしていることが良く分かる。ソロあるいは4人以下で協力プレイする場合でも、いつでも自由にキャラクターを切り替えられるため、すべてのキャラクターの能力を使用可能だ。なお協力プレイは、技術的な問題により現時点ではローカルのみの対応となっている。

本作にはこのストーリーモードのほかに、アリーナ対戦モードも用意されている。足場や障害物が設置されたステージにて、4人が生き残りを懸けて戦うモードで、こちらに関してはローカルだけでなくオンラインにも対応。4人全員が敵同士となることもチームを組むこともでき、人が足りない場合はCPUを入れることも可能である。それぞれのプレイヤーは、ストーリーモードに登場する敵キャラクターを1体選択でき、リスポーン前にはそのキャラクターでプレイできる。

開発元のMagic Design Studiosは、Ubisoftなどで経験を積んだベテランスタッフらによって設立されたスタジオだ。携わった作品の中には『Rayman』シリーズもあり、本作の幻想的で美しい手描きグラフィックのなか、キャラクターが活き活きと動き回るアクションは、最近の同シリーズを思い起こさせる。なお、本作は海外ではNintendo Switch版も発売されており、近くPS4版もリリース予定。同スタジオに伺ったところ、これらのバージョンも日本で発売する予定だそうだ。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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