雪山にリフトを建設する物理パズルゲーム『When Ski Lifts Go Wrong』Steamにて正式リリース。日本語対応
パブリッシャーのCurve Digitalは1月23日、イギリスのインディースタジオHugecalf Studiosが開発した物理パズルゲーム『When Ski Lifts Go Wrong』をSteam(Windows/Mac)にて正式リリースした。価格は1520円で、1月31日までは15パーセントオフの1292円で購入可能。ゲーム内は日本語表示に対応している。なお、海外ではNintendo Switch版も同時発売されたが、こちらの国内発売についてCurve Digitalに確認したところ、現時点で案内できる情報はないとのことだった。
『When Ski Lifts Go Wrong』は、2017年からSteamでの早期アクセス販売を通じて開発が進められてきた作品で、当初は『Carried Away』というタイトルだったが変更された。Curve Digitalというパブリッシャーがついたことが関係しているとみられる。さまざまな地形の雪山を舞台に、リフトを建設してスキーヤーやスノーボーダーなどのお客を麓から山頂まで無事に送り届けることが目的のひとつとなる。出発地点と終着点の間の山の斜面に、予算内で木材などを使って支柱を作り、その上に滑車を取り付け、そしてワイヤーロープを渡せばリフトが完成だ。ただし、支柱の構造が弱かったりバランスの悪い箇所があれば、お客を乗せたリフトはたちまち崩壊してしまう。
こうした物理ベースのゲームプレイは、『Bridge Constructor』シリーズや『Poly Bridge』などの橋建設シミュレーションゲームをプレイしたことがある方なら、すぐに要領を掴めるはず。とはいえ、本作のワイヤーロープにて支柱に荷重を伝えるという部分に関しては、橋建設とはやや勝手が異なるかもしれない。ワイヤーロープもまた物理演算にて表現されており、出発地点から終着点までしっかりピンと張れるように、それぞれの支柱の位置や高さ、構造を考える必要がある。滑車の上だけでなく、下にも通して張力を高めるのも手だろう。もちろん、斜面にある樹木や看板などの障害物にお客が接触してしまわないようなルート選びも重要だ。
ステージは100種類以上収録されており、その中では雪山以外に夏山があったり、またリフト建設以外にも挑戦する。本作では雪山の頂上から滑り降りるスキーヤーなどを操作し、ゴール地点まで導くゲームプレイもあり、ここでは橋やジャンプ台を建設して谷や障害物を越えていく。キャラクターの操作としては、かがんでからのジャンプと、空中姿勢のバランス調整のみとシンプルである。また、スノーモービルやBMXを運転するステージも存在する。滑り降りるキャラクターを使い、空中に配置されたメダルや星を獲得する要素もあり、それに到達できるようなジャンプ台などを建設するのだ。
本作では、このように示されたお題をクリアしていくキャンペーンモードのほかに、サンドボックスモードも用意されており、こちらでは山の地形から自由にデザイン可能。予算も任意に設定できるため、リフトや橋などを組み合わせた自分だけのスキー場作りを楽しめる。作成したステージはほかのプレイヤーと共有可能で、リプレイ動画をGIFアニメやMP4形式で書き出し、オンラインで共有する機能も用意されている。